23卒ジャニオタのちょっと真面目な就活奇譚

こんばんは!たねだです。今日はいつもとは違った内容のブログを書きました。

そう、#ジャニオタと就活 !

センター試験直後にセクチャンを漁ってジャニーズの世界に引き摺り込まれたわたしが来年社会人になるなんて信じられない。そりゃ猪狩作間も成人する。

ということで、今回はわたしのちょっと変わった就活について備忘録も兼ねてペラペラとお話したいと思います〜。「ちょっと変わった」って書いてるけどどういうこと?って思いますよね。なので冒頭にして最大の特筆事項をここでお教えします。

選考を受けた企業2社、内定を頂いた企業2社 以上。

就活と聞いてみんなが想像するような就活ではないですよね。え?こんなんで就活って呼べんの?みたいな。でもちゃんと納得内定で終えられました。

わたしのようなケースは稀だと思うので、こういうやり方もありっちゃありかなーくらいの感覚で読んでくださいませ!ちなみにクソ長い上に割とガチで書いたので面白みがなかったらすみません!

 

 

 

●基本情報

HiHi Jetsのオタク(便宜上の自担はたくさん食べるもん猪狩蒼弥)

・関東の地方出身/都内私立四年制大学(レベルは普通)、地元から通っていた

・専攻は文学

・数学を高1で捨てた

・大学2年の春からコロナ禍突入

 

●就活の軸と条件

オタクをしている人間にとって一番重要な項目。それは【福利厚生】!!!

わたしは大学受験の時点で「オタクのために都内で就職するから絶対都内の大学に行く」と決めていたので、もちろん就活も都内(首都圏)に絞ってやっていました。その他の条件としては

・年間休日120日以上(完全週休2日、土日だと尚良し)

・有給消化平均10日以上

・基本給21万以上

フレックスタイム制もしくは18時定時

・残業はあってもいいけどきちんと残業代が出る

・家賃補助もしくは社員寮がある(貸与奨学金フルで借りてる&お金貯めたいから固定費をとにかく抑えるため)

この中で2つまでなら妥協してもいいかなーって感じで探してました。オタク、徹底的に調べ上げることだけは得意じゃん?永遠に条件検索かけまくってた。この条件をエクセルで表にして順位付けてたりもした。

 

でもこんな条件で選んだなんて面接では口が裂けても言えないので、就活講座とかでよく言われる就活の軸も一応用意してました。

・人の生活を支える物事に携われる仕事ができる

・学習や研修制度が充実している

・女性の労働をサポートしてくれる

すっごいありきたり。だけどこれで甘いねとか言われたことはなかったかも。ちゃんと相手を納得させられる理由も用意できていればこのくらいアバウトな軸でもなんとかなる。

 

●就活スケジュール

ここからはわたしの就活ライフを時系列でリポートします。

大学2年の3月

・大学の就活講座(必須)に出席

・就活サービスアプリ4個登録(登録しただけ)

・数学が壊滅的すぎるからSPIの参考書買ってちょこちょこやり始めた

ガチガチの文系で前述の通り数学を高1で捨ててるのですが、多分うちの学科みんなそうなんだろうね。講座で「あなたたちの学科はSPIの非言語が壊滅的だから今から対策しとけ」って説教されて、それはそう!と思って書店で文系向けのレベル低い参考書買って春休みに一周はした気がする。

あと今思い出したけど2年後期と3年前期に教養科目として数学の授業取ったんだ!5限でくそだるかったけど先生が若くて松丸くんに似てる(ドッペルゲンガーじゃね?って思うくらい似てた)人だったから推し認定して勝手に頑張ってた。別に松丸くんが好きというわけではない。

 

大学3年6月〜:夏インターン

サマパラ行きたい・移動がめんどくさい・特に業界も職種も絞れていない

→1day短時間のオンラインインターンしかねえ

・結局ちゃんと参加したの1社だけ(その後早期選考直結した会社)

 

なんか3社くらいは行っておいた方がいいみたいなの聞いたことありますが、結局インターン行っても行かなくても受かるもんは受かるし落ちるもんは落ちるのでは。だから行きたかったけど落ちちゃったよーって時も落ち込む必要はないと思います。

マイナビをどれだけスクロールしてもイマイチピンとくるやつがなくて、でも一個くらいは行っておかなきゃマズいのでは…?と焦ってまして。それでなんとなく見たリクナビインターン合説(Web開催)のタイムスケジュールで、内定を頂いたうちの一社に出会います。その業界は特に視野に入れてなかったんですけど高校の時からちょこちょこ趣味でかじってた分野っていうこともあり、インターンに求めていた条件も満たしていたので参加してみることに。

8月末、3時間だけWeb開催の形でした。エアコンガンガンの部屋で快適に参加して、内容も楽しかったし業界や職種など興味の惹かれるものだったためなんとなく志望リストに仲間入り。このインターンがきっかけで春から就職する業界をメインにして就活を進めることになりました。なんとなく、が自分の未来に繋がるんだなあって今思うとちょっとすごい。

後8月と言えば!サマパラ!自名義全滅で死んでたところをラブフォロワーが譲ってくれたりして助かった。日替わり曲が全部ドラゴンフライだった記憶ある。

結局選考受けてないので言っちゃうんですけど、高校の頃から憧れてた映画配給会社のインターン申し込みでデザイン思考テストみたいなのを受けなきゃいけなくて、その受験時間がサマパラに向かう移動時間とどん被りでサマパラ行く鈍行電車の中でiPad開いて血眼になりながら解いた覚えがある。そして落ちた。

ちなみに他のインターンにも数個申し込んでたんですがつまらなすぎて途中退出したり気分乗らなくてキャンセルしたりしました‼️最低‼️本当によくない

 

大学3年9月:インターン企業の企業説明会に参加

なんかインターンの最後に「よかったら説明会の予約してくださーい」って言われたので参加した。この時期だし本当に説明会だけだろうなーって思ってたら最後に「では一次選考に向けて提出書類の方を…」って説明が始まって、「………え?一次選考?!?!?!?」ってなった。インターン直結の早期選考でした。早期選考って、マジであるんや……ってつちのこを見たばりにびっくりした。つちのこ見たことないけど。

わたしとしては大学受験失敗の経験があるので、チャンスがあるなら挑戦したい!って思ったし、就活の軸も条件も”ほとんど”好条件だったので選考に進むことにしました。そしてこのタイミングで初めて大学の就活支援センターの面談を予約した。ほぼ雑談だったけど自分の悩みが少しずつ整理されていったから面談は結構良い。

9月は少年たちがありまして、わたしはそこまで少年たちに思い入れがないので(ひどい)ダオ誕(猪狩の誕生日)公演だけマチソワ入ってました。マチソワ間に演舞場の目の前にあるカフェクリエではじめましてのフォロワーに就活の相談したのが懐かしい……(迷惑すぎ)。

 

大学3年10月〜12月:早期選考

選考と同時進行で後期の授業始まって死ぬかと思った。課題課題課題対策対策課題みたいな。当時のスケジュール帳見ると合説とか履歴書の写真どーする?とかES対策講座とか色々書いてある。忙しかったんだな。ツイ廃極めてるはずなのにツイートできない時とかあったし。呼吸できないオタクは死ぬ。

しかしわたしには生きる希望があった!!!そう!

五騎当千!!!!!

ありがたいことに4公演全て入れまして。月曜日は2限からだったので土日月と2泊3日。キャリーケースゴロゴロ言わせながら大学行った時に浴びた好奇の目を思い出す。

自軍初のアリーナ単独ライブ。絶対気合い入れて行きたい。金髪したい。でもその前後に面接入ってるしな………………

 

金髪、しちゃお🎶

 

てことで、二次面接の3日後にブリーチして成人式を挟み五騎当千に参戦してその2日後に暗髪に戻してその日の夜に面接とかいう暴挙をした。五騎当日の夜も激狭カプホでパソコン開いて面接対策してたりした。

 

そして12月頭に最終面接を終え、無事に1社目の内定をいただきました。

そうなんです、実は本来であればこの時点で就活は終わってた。だってこの企業が第一志望だと思ってたし、そのつもりで選考に本気で臨んでたから。

でも内定をもらってすぐ思ったことは、「本当にこのまま終わりにして良いのかな」でした。なんでだろう?あんなに第一志望です!って言ってたのに承諾書がいつまで経っても書けなくて。気持ち的に。

結局承諾書は期限ギリギリになって出しました。大学で面談をお願いしたときに不安を吐露したら「承諾書を提出した後でも内定辞退はできるよ」と教えてもらい、じゃあとりあえず承諾しておいて、もう少し悩んでみるか…と思って承諾書を提出しました。

 

大学3年1月〜3月:悩む

悩んでたってオタクは現場に行く。製作解放が当たった友人に誘われて高校の同級生4連でスト横アリに行って、自名義全滅したけど一般でもぎ取ったジャニアイも行った。

1月はレポート期間だったのもあってほとんど就活はせず。2月は…寝てましたね…。スプパラ発表されてチケットやら宿やらやってたら終わってた。後バレンタインに例の浮所猪狩事変があった。

3月。いよいよ就活解禁と言われる日。もちろん、寝てました!朝型なのでふっつーに寝てました。起きていられたら日付変わる瞬間ジャンプとかしたかったなー!(就活解禁をなんだと思っているのか)

解禁って言っても意図せずフライングスタートしていてひと段落ついてしまっていたわたしは、一応内定が出ている企業に就職することを考えて資格勉強をしていました(そう言えば2月もこれはやってたかも)。

結論から言うとこのタイミングで就活を再開したわけなんですけど、承諾書を提出した後もずーーっと迷ってたんですよね。それがなんでかって言うと、わたしが条件として挙げているものの中で3つも妥協しなくちゃいけない企業だったことに気がついたからです。

これは単純に確認不足だったと言えばそれまでなんですけど〜……。

元々勤務時間が遅め(比較的遅い時間に出社して遅い時間に退社する感じだった)でフレックスタイム制が導入されていないこと、家賃補助がない(引越しの際の費用を抑えてくれるサポートはありました)ことは確認済みで、ここは妥協しても良いかなと思えるくらい良い環境の職場だったんですよ。本当に。自分がやりたい内容ができるし、人も良い人しかいないし、これからグングン成長していくのが分かる企業だった。

ただ、基本給の中にみなし残業代が含まれていたことにこのタイミングになって気がついたんです。たまたまパソコンからログインして(それまではスマホのアプリからしか見てなかった)リクナビを見てたら「※みなし残業代○時間分を含む」って書いてあって。

……………おっと〜?😅

ヤバイかも、と思って評判サイトを見てみたら案の定給与に関しての口コミがズタボロで笑った。基本給が少ない(みなし分を引いたら15万くらいだった)ということはボーナスも当たり前に少なくなる。後ボーナスの制度も元々良くない感じだったらしくて、ここで自分に問うた。本当にこの会社に入りたいと思うか?と。ここで、オタクできんのか?????

思い返せば、初めての選考に「とにかく内定が欲しい!」という気持ちから焦って自分の本心を見て見ぬ振りをしていた気がする。企業の求める人物像になり切ってしまったのではないか。素直にそう思って、ここで本格的に納得内定を目指すべく動き始めました。

 

業界や職種は変えずに自分らしく働ける企業を探して、良いかもな、と思ったのは5社くらい。そのうち選考に進んだのは1社だけ。

多分性格ですね。数打ちゃ当たるが苦手、狙い撃ちタイプだから少しでもうーん…と思ったり興味の順位が低かったりすると行動する気にならなくて(要するにただのズボラ)。エントリー登録だけしてESすら提出しなかった企業めちゃくちゃある。みんなそんなもんじゃないのかな?!ちなみにマイページ登録した企業からいまだにメールくるんですけどどうやって解除すればいいのか分かりません。助けて。

 

受けることにした企業は3月中旬に説明会に参加して月末にES締め切りがありました。その間に別界隈のライブ行ったりスプパラでずぶ濡れになったり3回目ワクチンを打ったり資格試験を受験したり。あとずっとそろそろ辞めたいです〜って言っててあと伸ばしにされてたバイトの最終出勤日が決まってたことに1週間前くらいに気がついていきなりガチ無職になってウケた。いや笑えん、1ヶ月後に宮城で散財するオタクが無職はヤバすぎ。

 

大学4年4月〜6月:就活2回目、選考

やだよ〜〜〜〜〜あと1年しか大学生でいられないなんて〜〜〜〜〜〜と叫びながら週に1回90分のゼミのために往復6時間をする他はツイッターしたりツイッターしたりツイッターしたり………ツイッターをしていた。ガチ。バイトも見つからずクソほど暇だった。

いよいよ面接が始まったので引き続き支援センターの面談でお世話になりつつこなしていく感じ。一次面接の2日後に次の選考のお知らせきたときはさすがに早!?ってなった。

4月はもちろん!スプパラ宮城!地元が北関東の割に新幹線代は普通に高いしホテル代もシャトルバス代もあってめっちゃ金かかった無職には厳しい!だけど人生初遠征だったしマジでずっと楽しくて最高だった。来年笑顔で会えるように頑張ろうって思えたPika Pikaに一生頭向けて寝られん。このときはさすがに金髪はしませんでした。

あと先に内定もらってた企業の内定者懇親会があったんだけどその雰囲気がま〜ベンチャーって感じの、陽キャの集まりです!!!みたいな感じでさ〜〜みんなめちゃくちゃ良い人たちだったんだけど自分はこの中で呼吸できるだろうか……いや無理だろ……と改めて思った。オタクが生きられる環境じゃなさすぎた。本当申し訳ない。

 

5月、最大の敵、テストセンター現る…!!!

ゴールデンウィーク明けに予約してGWは死ぬ気で勉強しよ〜とか言ってたのに蓋開けたら床と並行になったまま終わった。スプパラ燃え尽き症候群になってしまってマジのガチで1ミリも勉強せず当日。しかも前日も別界隈のファンクラブイベント行ってて寝不足とかいう地獄の状況(作り出したのは俺)。

解き終わった瞬間の気持ち、「お、終わった〜〜〜〜〜!!!!!(絶望)」

まあ当然の結果ですよねと。だって勉強してないんだもん。スプパラ前はちょこちょこ復習頑張ってたけど直前にやらなかったらそりゃ手応えの一つもないわ。

という感じだったので、もう落ちたわ!つって勝手に就活終わりの気持ちになって解放されたし何しよっかな〜映画観ようかな〜と呑気に過ごした1週間後、通過の連絡がきておったまげた。あの手応えで6割ないし7割超えたとは思えない(ちなみに内定後のフィードバックで「7割超えてましたよ」と言われたので諦めない心は大事)けど、とにかく通過したからには絶対内定もぎ取るぞ!!と決めて、二次面接対策に取り掛かりました。

二次面接も少しやっちまった感あったけど無事通過、最終面接はさほど緊張もなく楽しく終われたので手応えを感じて、6月上旬に内定のご連絡をいただきました。

この企業は受けると決めた時点で内定をもらえたら絶対ここに就職しようと思っていたので、迷うことなく承諾。去年内定をいただいていた企業には辞退の旨を伝えて、長い就活は無事に終了となりました。

 

●就活のポイント

偉そうに言える立場ではないんですけど、わたしが就活を通して感じたことを企業分析と面接に焦点を置いて紹介しようと思います。

【企業分析】

企業は未来の推しアイドル

これはね、マジです。マジでこのマインドじゃないとやってらんねえ。特にわたしのような少しの興味じゃ腰を上げられない怠惰なオタクにはこのマインドは必須です。

じゃあどうやって企業を推すか。みなさんは気になるアイドルができたらまず何をしますか?そうです、徹底的に情報収集します。就活も同じ。気になる企業の情報はあらゆる手段を使って集めるべし。就活アプリはもちろん、企業の新卒採用ページ、エントリーマイページ、企業の公式SNS、OB・OG訪問などなど。(企業の評判サイトは批判的な意見もあるので性格的に合うかどうか考えてから見ることをオススメします)

集めた情報は好きなツールでまとめてください。OneNoteとかWordとかNotionとかのアプリでもいいし、就活ノートや手帳でもいいし。見やすさは程々に、後から追記できるスペースを確保しながらまとめるといいと思います。

中身は難しいことですけど、気になるアイドルの情報を集めるのとやってることは変わらんわけです。アイドルの座右の銘とか見るの好きでしょ?それ、企業の企業理念です。好きなところをたくさん見つけられたらきっとそこがあなたの推し企業!

 

【面接】

バイト先の先輩と会話する感じを意識してみる

これは面談をしてもらった時に教わったのですが、かなり有効でした。聞かれたことに対する答えと、それの理由など肉付けを少し答えるだけ。よく言う”会話のキャッチボール”を面接でもやってみてください。

面接って経験する前はドラマで見るような一問一答形式を想像する人も多いんじゃないかと思うのですが、実は全然そんなことないです(もちろん一問一答形式の企業もあると思います)。わたしはベンチャーと中堅企業どちらも経験しましたが、特にベンチャーの面接はラフな印象でした。もちろん聞かれたことに対して的確にポイントを抑えることや話が長くならないことは大切ですが、ガチガチに緊張しすぎて聞かれたことだけを答えるロボットになってしまってはもったいないです!

面接対策として様々な質問に対して回答を考えて臨むことがほとんどだと思いますが、予め用意しておいた回答をそのまま答えたら「この人は暗記してきたことをそのまま話しているな」と思われるかもしれないし、想定していた質問とは異なる方向からの質問内容だった場合、それに柔軟に対応できていないことになってしまいます。

事前に考えた文章は取りこぼしのない完璧な内容にできているかもしれないけど、聞いてる面接官からしたら突っ込みどころがないただの長ったるい話になってしまうかも。そう考えると、少し短いくらいが次の質問にも繋がっていいのかもしれないです。

 

”キーワード”を用意し、自分の言葉でその場で回答を生成する

面接対策は文章で考えるのではなく”キーワード”で用意しておくことをオススメします。もしくは文章で用意するなら絶対話し言葉で!これだけでもだいぶ違うはず。あとは面接本番で質問内容を受けて、答えるべきキーワードを回答テンプレに当てはめて回答するだけ。追加質問で深堀りされても、事前準備さえきちんとやっておけば落ち着いて答えられます。

 

面接終わったら即反省会

これだけは絶対やってほしい!人間時が経つとどうしたって記憶がなくなってしまうもの。面接が終わった後はなる早で「聞かれた質問」「それに対して答えたこと」次聞かれたらどう答えるか」をメモして!ほとんどの企業は学生に一貫性を求めてくるので、次の選考に進む前提でその準備だと思って反省会を開いてください。これやるだけで全然気持ちが違うから。マジだから!!!

 

他の人に比べて1.5倍くらい端的に、ゆっくり話す

これを読んでいる人は多分オタクだと思うので言っておくと、いくらコミュ障ですー陰キャですー緊張してますー、とは言っても我々はオタクです。自分が思っている以上にめっちゃ喋ります。しかも早口で。なので、かなり意識して簡潔に、かつゆっくり話すことを心がけた方がいいです。わたしは一次面接のフィードバックで「すごい喋りますね?」と指摘されたので。

 

アイドルに、なろう!

なんだかんだ言って印象は大事だよね〜〜!!!対面面接でもマスクつけてたし、Web面接はマスクつけないけど画面越しで諸々が伝わりづらい環境。大げさかな?ってくらい笑顔で受け答えしたり相槌をしても、それくらいじゃないと自分の感情や雰囲気がちゃんと伝わらない気がしました。

あとこれは完全に過去フォロワーからのマシュマロでもらったアドバイスの受け売りですが、「自分のスペックはマリウス葉…顔面は中島健人トークは猪狩蒼弥…笑顔は橋本涼…などの自己暗示で切り抜けました!」が就活の面接に対するベストアンサーです。断言します。

 

●Q&A

ここからはお題箱でいただいた質問に答えていこうと思います!

学チカはなにを話してた?

バイトか高校時代の部活での経験を話してました!

サークルはやってなかったので必然的にこの二つしかなくて。就活講座とかでは大学より前(高校、中学時代)のこと話すのはあんまり良くないって聞いてたんですけど、個人的には高校時代の話をしたからマイナスになった印象はなかったかな?と思います。

何について話すかはその人によりますけど、結局のところ大切なのは「どれくらい注力できる人なのか」「主体性を持って行動できる人か」「その経験を踏まえてどんな風に将来に生かしていけるか」を伝えることだと思いました。めちゃくちゃ自慢できる特技とか経験があるわけじゃなかったので、平凡なりに努力できます!創意工夫できます!ってところを的確にアピールすることを心がけてました。

 

業界、職種はどうやって決めた?

前述したとおり、大学3年の夏に参加したインターンシップで出会ってそこから現在の業界と職種に絞りました!元々は出版やエンタメ系の仕事に興味があったんですけど、趣味の方が断然大事だしな…両立厳しそうだな…と思ってたところで、って感じです。

元々趣味でかじってた点、将来性がある点、手に職がつけられるイメージから、自分に合ってるかも、頑張れそう!と思って。手に職云々は人それぞれ価値観があると思うんですけどわたしは母親から医大に行け→国立行け→理系行け→教職取れ、と言われた様々なハードルを飛ばずに避け続けてきたので、教職ではないけど手に職〜のような職種に就けるのは少しの罪滅ぼし的な意味もあったりします。

何にもやりたいことがない!って気持ちはめちゃくちゃ分かる。それなら、絶対やりたくないことを考えてみて、それを除外して見てみたら少しは範囲が絞れてくるんじゃないかなと思います。あと何も知らないうちからやりたいことないよーって言ってるのはもったいない気がするので、図書館とかに置いてある就活の本とかめくってみて自分の知らない業界や職種の知識をなんとなくインプットするだけでも視野が変わってくるかも!

 

スーツ、靴、鞄は何を使ってた?

すべて入学式のために間に合わせで買ったものを使ってました……実を言うとめちゃくちゃ受験失敗して入学金締切当日まで浪人するしないで親と揉めてたこともあり、ギリギリまで何も準備してなくて。スーツはヨーカドーの売れ残りセット、靴はシューマートのセール、鞄もどこで買ったのか忘れたけど超シンプルな黒の自立するやつって言うめちゃくちゃ田舎の間に合わせセット。恥ずかし。でもスーツとか何着も買わないよね?あるもの使えばいいんじゃないか。中のシャツも昔バイトしてたレストランの制服のやつ着まわしてたし…。そういえばパンプスはサイズ合ってないの買ってたせいで最初の面接のときめっちゃ靴擦れして泣きべそかいたからユニクロのフラットパンプスみたいなやつにしたんだった。ヒールとか正直なくてもいいと思う。歩きやすいの履こ!痛いのやだよね。

 

オタクと両立するために就職先選びで重視した点は?

これも上に書いた通りなんですけど、

・首都圏勤務

・年間休日120日以上(完全週休2日、土日だと尚良し)

・有給消化平均10日以上

・基本給21万以上

フレックスタイム制もしくは18時定時

・残業はあってもいいけどきちんと残業代が出る

・家賃補助もしくは社員寮がある

を条件にしてました。

みんな同じじゃね?!?!?舞台界隈だと平日休みにできるシフト制の職場の方が良さそうだなとは思うけど。とにかく【休みもらえる・お金もらえる】だよね。他にこんなこと条件にしてたよーって意見あったらお題箱とかで教えてください!

 

 

こんな感じで、そろそろ1万字インタビュー並の文量になるので終わりたいと思います。結局ありきたりな言葉になってしまいますが、ライブや舞台や諸々の楽しみを無理に抑える必要なんてないし、就活自体も楽しんでいこー🎶くらいのテンションでいられたら最強だと思う!モチベをずっと高く保ってやるなんて無理なので、自分ができる範囲で程々に頑張れば上出来の精神でやってこ〜!!これから就活する人に少しでも役に立ちますように🌛

 


www.youtube.com

 

HiHi Jetsになりたいからローラースケートをしてきた

 

HiHi Jetsのファンをしていると、ある感情が芽生えてきます。

HiHi Jetsになりたい」

あんな風にローラースケートで縦横無尽に駆け回れたら気持ちいいだろうな…

HiHi Jetsのローラー曲とか踊ってみたいな…

HiHi Jetsに…なりたいな…

 

 

 

HiHi Jetsに……

なるか……………

 

 

 

というわけで、ずっっっっっっっと行きたかったTDCのローラースケートアリーナに行ってきました。さすがに一人で行く勇気はなかったのでリア友ふたりを誘って付き添ってもらいました。ちなみにひとりは最近ジェシーに落ちて久々にオタク返りしたスト担、もうひとりはテニスのオタクです。

こんな感じで決まりました(アイスクリームちゃんは「HiHi Jets」を音でしか知らないので表記間違いは見逃してください)。巡り巡って友人たちがこのブログにたどり着いたらどうしよう。やっほ〜友人たちよ、見てる〜!?!

 

前日からひとりの家に泊まり込み素顔4やYouTubeを観たりして寝たのは朝5時。昼ごろにむくりと起き出してウーバーで冷麺をすすり、クソみたいにあち〜外で出たくね〜とかなんとかグダグダしてたら、あっという間に16時になってた。

テニスのオタクがいるのでTDCまで滞りなく移動。時間帯的にちびっ子がたくさん滑っていて、この中で滑る成人女性3人の絵面ヤバくない?wwwとか言ってたのはまだシューズをレンタルする前の話。

 

レンタルカウンターに到着し、借りられるシューズが2種類あることにここで気づく。初心者にオススメのインラインスケート(タイヤが直列で縦に並んでるやつ)と、我々に馴染みのあるローラースケート。

HiHi Jetsになるために来たので、当たり前にローラースケートを選択。初心者?関係ねえ。こちとらHiHi Jetsのローラーパフォーマンスを死ぬほど観てるんだ、少し慣らせば滑れるようになるだろ。

 

 

 

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「すみませーん、インラインスケートと交換したいんですけど………………………」

 

完・敗。

 

まずシューズを履いてリンクに行くまですらおぼつかない。え?こんな難しいの?産まれたての子鹿以下なんですけど?

やっと辿り着いたリンクで足を踏み出すも、ちよっとでも上半身を立てようものならすぐに後ろに揺れてコケる。滑る云々の前にまず真っ直ぐ立てない。そんな、そんなぁ………。

 

楽しそうに駆け抜けるちびっ子たちを横目にリンクの手すりにしがみついてワナワナ震えながら足踏みする成人女性3人。地獄?

スト担は要領を掴んだのか少しして滑れるようになっていたけど、わたしとテニスのオタクはマジで手すりから離れることができなかった。こわい。頭を打ちそうだし、足を浮かせて踏み出すのすら無理。撃沈した。

 

もちろんわたしはHiHi Jetsのオタクなので、30分くらい挑戦した。したんだけど、結果無理だった。小学生の頃課外活動的なやつでアイススケートやっててそれは普通に滑れたからめちゃくちゃ自信あったのに。なんなら前日も当日もことあるごとにJETのパフォーマンス動画流して「これやろう‼️予習しよ‼️イケてんの誰⁉️ザッツミー‼️」とかギャンギャン踊ってたのに。恥過ぎ。

 

泣く泣く、我々はインラインスケートへと切り替えた。こっちは普通に滑れたし、風を感じて横アリの外周かのように駆け回った。普通の有線かかってたのが途中からめちゃくちゃムーディーな洋楽かかり始めて、スト担がリンクの真ん中にあるミラーボールの下でアーティストごっこをするくらい(この頃にはリンク上の人が減ってた)楽しんだ。

 

わたしがジャニーズJr.だったら、近況で「この間初めてローラースケートをやったんだ。HiHi Jetsさんに憧れているから僕も頑張ろう思ったんだけど、全然上手に滑れなくて悔しかった。これからたくさん練習して、いつか猪狩蒼弥くんみたいにたくさん難しい技をやってカッコよく滑れるようになりたいと思ったよ。」って書いてる。マジで。やる気だけは負けない。

 

もうほんと、ダンスを10年くらいやっていたこともあってかなり自信があったために今回全く歯が立たなかったのが悔し過ぎて、リアルに凹みました。JETなんかやる余裕1ミリもなかった。悔し〜!!!!!

インラインスケートはできたからきっとローラースケートだってできるようになるはず。いつかマイローラーを買って井上瑞稀さんみたいな華麗なスピンを決めたいし、猪狩蒼弥さんみたいなニュークリスティーナで歓声もらいたいし、橋本涼さんみたいなフロア技繰り出したいし、作間龍斗さんみたいにローラー履いたままバク転したいし(バク転はできるんだよな!!)、髙橋優斗さんみたいに旗振りたい。

 

今回ローラースケートを実際にやってみて、HiHi Jetsってマジでバケモノなんだなって思った。次の日たまたま五騎当千のDVDが届く日だったんですけど、それまでと全然違う視点になった。なんでローラー履いた状態であんなに踊れるんだよ、なんで逆上がりできんだよ。HiHi Jetsってアイドルだけど実はアスリートだったんですね。今までもローラーパフォーマンスを軽視したことは一度もないけど、改めて彼らのやってることがいかに超人技かを実感できて、さらにHiHi Jetsのことが好きになっちゃったよ〜〜〜。

 

こうして、わたしのはじめてのローラースケート体験は無惨な結果で幕を閉じた。だがわたしは諦めない。いつか絶対、HiHi Jetsになってやる!!!!!

 

 

HiHi Jetsへの道は、まだまだつづく───……!

 

遠征バージンをHiHi Jetsに捧げたオタクのスプパラ交通備忘録

※4月末日に書き上げていたもののずっと下書きに眠らされていた記事をそのまま公開するのでライブの余韻のテンションでお届けします。

 

Spring Paradise CRUSH THE FRONTLINE全6公演完走&大成功おめでと〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!楽しかった〜〜〜〜〜〜〜〜〜HiHi Jetsサイコ〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜!!!!!!!!!!!!!!!!

 

HiHi Jetsにとって初のツアーライブ、全力で追いかけるぞ!と意気込みチケットの申込もそこそこに宮城のホテルを予約した2月3日。あれから3ヶ月も経たないのにあっという間に終わってしまった。寂しい。網膜に20曲メドレーを焼き付けていつでも観られるようにしたいけどそれは無理なので明日にでも円盤欲しい。手元にとは言わないから発売決定のお知らせが欲しい。もう何回でも要望出しに行こうかな。

自名義全滅で本当の地獄を見ていてとにかくチケツイという名の戦闘意思表示をして血眼になってチケットを探した日々。本当にありがたいことにフォロワーさんに誘って頂いたり譲渡ツイにDM送って譲ってもらうことになったりと、最終的には全通できました。本当に恵まれている他力本願オタクです、本当に感謝しております。

 

たかが2都市、されど2都市。

初めての地方公演もあるということで本人たちもかなり楽しみにしていましたが、わたし自身も遠征は初めて!ということで今回はライブ以外の主に交通に関する備忘録を残そうと思います。

自己満足でしかないのですが、特にセキスイハイムスーパーアリーナへのアクセスなど遠征民として常にドキドキハラハラだったので、いつか誰かの心配や不安を少しでも取り除ければ。

 

ちなみにわたしの基本情報

・20代学生(時間には余裕があるが金がない)

・宇都宮在住(宮城からの帰り宇都宮で降りてるオタクまあまあいて嬉しかった)

 

地元から現場に行くのも後一年で終わりなので、そういう記念にもなるかなと思って。余談ですが仙台駅めちゃくちゃ都会でびびり倒した。PARCOが2つもあるし駅前に映画館もロフトもドンキもその他諸々何でもあるやんけ。地元は閉店したPARCOのもぬけの殻が大通りに鎮座し続けてるだけのなにもない場所なのに………。

 

●横浜/ぴあアリーナMM(3月18日19日)

最寄駅は桜木町(JR)を利用。他にも横浜駅とか複数の駅から行けるみたいだったけど、初日がまあどしゃ降り、つかもう暴風雨だったので近そうな桜木町にした。

あと青春18きっぷの期間内でそれを使うためにJR。18きっぷは1日で地元と往復する場合破格なので(1回分約2300円、宇都宮─渋谷間の片道は約2000円)。

JRで宇都宮から桜木町まで行くのは、実はめちゃ楽です。なぜなら宇都宮から横浜まで乗り換えなしだから!湘南新宿ライン上野東京ライン最高!しかも宇都宮発なので絶対好きな席に座れる。2時間半かかるけど、その間ずっと寝たりツイッターすればいいだけの話。ケツはマジで痛い。

ということはつまり帰りも楽。時間帯によっては乗り換え駅が横浜じゃなくて上野とか赤羽になることもあるけど、どっちみちある程度の時間座って帰れる。

1日目は夜公演だけだったので朝も早くなくゆっくり準備して、昼ごろ宇都宮を出て15時ごろ現地着。前述したとおり天気模様がお察しで激寒だったので、ワールドポーターズまで歩いてフードコートでうどんすすって会場へ即移動。

ぴあアリーナ初めて行ったんですが、想像以上に街の中にあってびっくりした。横浜自体高校一年の夏休みに横国のオーキャンで行ったきりだったからほぼ土地勘もなく、どの建物が会場なのか分からなくてぐるぐるしてしまった。

屋根のある待機部分はお世辞にも広いとは言えなくて、雨が降っているせいで傘に遮られる視界、待ち合わせのしづらさ、ビル風に吹き付けられる雨粒…。会場内はどの席でも見やすかったので、雨さえ降らなければ好きな会場だなー!と2日目の朝に思いました。朝、と書いたので勘づく方もいると思いますが夜公演終わりに雨、降ってました。「現在会場の外では雨が降っております」みたいなアナウンスが流れた瞬間のオタクの「えーーーーーーーーーーーー!?!?!?!」って声マジでオモロだった。本当にそう。

夜公演が終わったのが大体19:50ごろ、規制退場後20:25前後には電車に乗り込んだ模様(ツイートの時間から大体の時間を算出する大雑把さどうにかしろ)。23:30には帰宅して日付変わってすぐに風呂上がったツイートしてるので偉い。

2日目は昼夜だったので朝5時とかに起きて8時半とかに電車乗った。これはまあ割と普段からやってるのでそこまで苦ではなかったです。

多分なんで泊まらなかったの?って思ってると思うんですが、答えは単純お金がないから!引き落としと口座残高と来月(4月)の出費予定云々を考えて、あ、これ多分泊まる金ないわ、と。流石に都内の友人宅をホテル代わりにするのは申し訳ないし(普段一緒に現場行く時は泊めてもらって観賞会したりするけど)、まあ日帰りできない距離じゃないし。社会人になったらもうこんなこともないだろうなーと思い出作りの気持ち半でした。まあお金に余裕があるなら泊まりたかったですけど。

 

 

●宮城/セキスイハイムスーパーアリーナ(4月23日24日)

1泊2日の初遠征!さすがに泊まりました。仙台までの交通手段は往復新幹線を利用。駅から会場まではシャトルバスにお世話になりました。

3月中旬の地震の影響で東北新幹線が運行休止、会場も被害があったと分かった時は本当に心配でしたがどちらも無事復旧してよかった。ありがとうございます各所。

新幹線、これまで修学旅行か大学から帰る時の時短手段としてしか使用したことがなかったので自分できっぷ買って乗るのは初めてでした。

なるべく費用を抑えたかったので早期購入の割引を狙っていたんですが、宇都宮からだと乗車駅としての選択肢がない。そう、東京から宇都宮の割引はできても宇都宮から仙台は割引にならなかった!!!ショック!!!通常指定席で8000円もすんのに!!

しかしわたしにはまだ一度も活用していない学割があるではないか、と思い出し、別界隈の現場に東京に行ったついでに大学に寄り学割証明書を「帰省利用」で発行した。

これで2割引になる!やった!と思って1ヶ月前の3月24日を待っていたのだが、その直前に地震があって予約ができなくなった。絶望した。鈍行で行くか、東京まで行って高速バスに乗るか…ってうんうん唸ってたら復旧してくれたからよかったけど。

でも復旧したのはいいけど最終の新幹線が21:22で、会場と駅の遠さを考えると結構ギリっぽくて、しかもきっぷの予約が朝5時のえきねっとスタート。もし早朝のネット予約で満席になったら終わる。なぜなら学割は窓口に提示しないといけないので。

結局発売日当日の朝9時に窓口に行って、行きは指定席が取れて帰りは自由席しかなかったけどそれにした。グリーン車か自由席しかないです、って言われて、新幹線のグリーン車ってなんですか?って聞いたら2000円くらい高いですって言われたから即答で自由席にしたんだけど、どうやらHiHi Jetsさんも最終の新幹線で帰ったらしいんですよね。もしあの時グリーン車選んでたら同じ車両だったかもしれないと思うと恐ろしすぎて震えた。よかった自由席で!!!!!

シャトルバスは全4回乗ったけどどれも40分程度だった。駅から会場までの時は列ができてても乗るまで5分くらい。

規制退場に従ってゆっくりした1日目夜は、大行列で乗り込むまでにも30分はかかった気がするけどオタクと爆語りしながら待ってたから体感秒だった。外灯も少ない山の中で星めっちゃ綺麗!熊出没も分かる暗さ!とか言いながらゲラゲラ笑ってたのちょう楽しかったな。

2日目の夜は新幹線最終チャレンジレースに出場のため規制退場前にガンダッシュした。マジで一年分くらい走った。厚底やらヒールやら履いたオタクが全速力でバスまで走っていく様はマジですごい迫力だった。終演時間は19:40ごろで早かったおかげもあり、20:30には仙台駅着いてた。20:45ごろにホーム着いて列並んだんだけど、すでに前に12人くらい並んでた。わたしは座席座れたけど、もちろん車内はオタクの鮨詰め状態で通路に溢れる人、人、人!!!地元で降りるのも一苦労、足が限界を迎えて靴脱いで座り込んでるオタクもいたし本当にスラム街か?っつー感じでした。

キャリーケースは2日目の朝7:30ごろにホテルを出たら新幹線改札のすぐ左手にあるコインロッカーがギリギリ残っていたのでそこに。連番したフォロワーさんが9時ごろ行ったらほぼラストだったと言っていたので、新幹線チャレンジする時は少し早めに行って預けるのが良いらしいことを学んだ。コインロッカーのネット予約サービスもあったけど予約手数料がかかるのと3階(改札階)のロッカーはなぜか表示されてなかった。

宿に関してはライブが発表された瞬間に探して即予約したんですけど、駅東を選んだのに諸事情(コロナ関連)で系列店の西口側の方に変更になりました。まあ値段変わらないならどこでもいいかってそのままにしたんだけど、オタクと焼き鳥食ってホテル向かってチェックインしたら変更のお礼にってクオカードを2000円分ももらってしまった。なにその神対応!?ありがたく2日目のお昼ご飯代で使わせて頂きました。

会場の感想としてはマジで山の上にあって敷地も広かったから待機場所がないってことにはならなくてよかった。芝生もベンチも階段もあるから座ってご飯食べられたし!雨降ってたら死んでたと思うけど…。あと電波クソほど悪くて一生キレてた。docomoキャリア許さぬ。TwitterもLINEも思うようにできなくてしんどかったから次セキアリ行くまでにキャリア変更しとこうかな???

てか雨降らなかったの逆に奇跡じゃない?????どうした?????オタクが公演2週間前からずっと天気予報見ては嘆いてたの見て気を遣ってくれた?????ありがとう!!!!!

 

ちなみにせっかく宮城まで来たんだし!と1日目のお昼に牛タンを食べたんですけど、11:30に仙台着いた時点で駅3階の牛タン通りは大行列だったので、少し歩いて西口にある「たんや善治郎」の別館に行きました。30分くらいで食べられた。6切れの定食で1800円くらいで、めちゃくちゃ美味しかった!!

 

 

遠征バージンを大好きなHiHi Jetsのライブに捧げられたの、人生のなかでかなり上位にくるナイスチョイスすぎる。忘れられない大切な思い出がまた一つ増えてしまった。

 

またいつか、そう遠くない未来に、今度はもっとたくさんの場所で会えたら嬉しい!

作間くんが挨拶で言ってくれた「一緒に旅がしたいです」って言葉、そのままそっくりお返しします。嬉しい、ありがとう。

 

というわけで何かオチがあるわけでもなく、本当にただの備忘録でした。宮城また行きたい。横浜今度は晴れの時に観光したいしできれば横アリでやってくれると慣れてるのでありがたい(強欲)で〜す。おわり

 

 

 

”10年後”の話をしよう〜Spring Paradise HiHi Jets公演によせて〜

 

 

 

Spring Paradise CRUSH THE FRONTLINE 3月19日の夜公演の挨拶で猪狩蒼弥さんがくれた言葉を、わたしは言葉のとおり”抱き締めた”。

あまりにも、わたしの拗れ歪んだ面倒くさい気持ちを解くには十分な言葉だったから。

いつか今ほどの熱を手放す時がきてしまうことを恐れ永遠や一生を約束出来ない臆病なわたしも置いていかずに手を握っていてくれる彼らに、もう完全に委ねてしまいたいと思った。

 

 

 

「CRUSH THE FRONTLINE」と掲げられた今回のライブツアーには文脈がある。2021年11月下旬に代々木競技場第一体育館で開催された待望の初単独アリーナコンサート・五騎当千で披露された新曲、FRONTLINE。


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FRONTLINE=最前線。

そこには俺たちがエンターテインメントの最前線であるという自負と、誓いと、覚悟があって。歌詞とパフォーマンスを見ればなにを言わずとも伝わってくるその意志に圧倒されることしかできなかった秋。

デビュー組のファンが大半であるだろうカウントダウンコンサートの前座でも名刺曲HiHi Jets、メンバー紹介ラップだぁ〜くねすどらごんにその名を連ねたFRONTLINEは最新にして最高の自信曲だったのはH・A・Fの総意だと思うんです。

 

そんな曲名が入った今回のライブ、1曲目に披露されたFRONTLINE。「俺たちこそFRONTLINE」という歌詞が入った曲を幕開けに持ってきたのは宣誓で。見逃すなよというアラームでもあって。だから、この曲とライブタイトルにあるFRONTLINEは持つ意味合いが異なってくるのではないでしょうか。

 

話が前後するけれど、「CRUSH THE FRONTLINE」というタイトルの意味について、オーラスの挨拶で猪狩さんはこう言っていました。

今あるもの、ジャニーズの王道、最先端を打ち砕く。

それがジャニーズなんではないか、と。

今回のライブの山場のひとつであるジャニーズ20曲メドレーは、少年隊からなにわ男子まであらゆるデビュー組のヒット曲を披露しています。初見時にはあまりにも情報過多すぎて目が回ってしまったほどにジャニーズの歴史と魅力がギュギュギュと詰まった怒涛のメドレー。

このメドレーの構成の大枠を考えたのは猪狩さん。4月26日の伝記で彼はこのメドレーを組んだ意味を語っています。要約するとこんな感じ↓(ほとんどの人が月額払ってると思うので是非彼の文章を直接読んでください!!!って書いてたんですけど余裕で6月になってました遅筆ですみません…。)

これまで先輩の楽曲をカバーする上で知名度の高い曲だけでなくあえてマイナーな曲を選んでいたのは、いつか自分たちの楽曲を出す時にHiHi Jetsの財産として手に取ってもらうためのパワーを養うためだと。

一方今回のメドレーは自分たちがジャニーズであることをアピールするために作った。つまり証明するという目的の手段としてそれを選んだと。

 

そしてメドレーの後に放たれるのが新曲・JETなのである。


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”ジャニーズの伝統を表現した後に、「俺たちはこう!」っていうのを見せたかった”

あまりにもズルくないですか???

HiHi Jetsは昔からセトリを組むのが上手い、曲の繋ぎが上手いと言われているけれど、こんなにも鳥肌が立った流れは初めてだった。だって曲も歌詞もコンセプトも最高なのはもちろんなんだけど、JETやられたら全員”見ちゃう”に決まってんじゃん。

わたしはこの、あくまでも自分たちを表現するための「手段」として伝統の20曲メドレーを持ってきたことにとても意味があると思っていて(というか本人が直々に解説してくれた通りなんですけど)。

HiHi Jetsってわたしがここ数年、わずかではありますが一心に応援してきた中で王道ではないとか、ジャニーズっぽくないことをするとか、そんなイメージがグループのカラーとして言われることがままあって。確かにやんちゃな面は多いし、常にキラキラというよりは等身大のリアルさや粗さからくる共感性の高さがひとつ持ち味のグループだとは思うんですが。

本人たちが言っているように、アイドルとしては王道ではないかもしれないがジャニーズとしては王道である、というその在り方を証明するためのメドレーの後にグループ名にも由来するJohnny's Entertainment Teamの意を持つJETを持ってくるその強い意志!

”今あるもの、ジャニーズの王道、最先端を打ち砕く”、それをライブの一番の山場で実演するその方法があまりにもハイコンテクスト過ぎて若干の畏怖すら抱く。怖いでしょこんなの。もう誰も逃げられないよ。

わたし個人の話になるんですけど、猪狩さんに堕ちたときのトドメがサマステ'19のFenceなんですよ。2019年の夏って、Fenceの歌詞にある通り「俺は俺」って言ってるイメージが強かった。それこそが彼の持ち味だし、自分がブレない強さ、一貫性が今ではグループの軸としても機能しているのは明らかですよね。

スリーピーススーツを身に纏いサングラスを掛け拡声器を片手に世の中を風刺するような前衛的な高速ラップを六本木の地下で自作披露する16歳、額面だけで受け取るとまあ邪道ですよ。わたしもその”っぽくない”部分に惹かれたところは正直あります。

実際、わたしの体感なんですけど当時HiHi Jetsのイメージってやっぱりキラキラ王子様ってよりかはヤンチャなDKって感じがあったし、伝説になるってでっかい夢掲げてチャリで来たりしてワイワイやってるのが彼らの大きな魅力、パッケージ、みたいな。

それは全くもって悪いことではないし、キラキラ王子様のようにジャニーズアイドルといえば!な印象との優劣はないんですが。

HiHi Jetsらしさ”と”ジャニーズらしさ”が相反するものであるような位置づけになってた、って言うのかな。すごく説明が難しいんですけど、従来の王道定義だとHiHi Jetsはどちらかといえば邪道寄りのポジションだったと思うんです。

それから、これは完全にわたしの拡大解釈でしかないんですが、2020年に放送されたROTの中で2019年12月のインタビューで「(橋本と作間の)2人が戻ってこないって言うんだったら、俺もついていくよって話はしました」と話していた猪狩さんが居て。

この発言をわたしは彼はHiHi Jetsという箱、居場所、メンバーにこだわりがあるのであって、事務所という環境自体にはさほど執着心がないんだと解釈しました。グループ愛の強い人だなと感じました。その分ぶっちゃけ事務所に情があるかと言われたらそうでもないんかな、みたいな気持ちも少なからずありました。それが良い悪いって話ではないですが。

 

そんな感じだったので、今回のスプパラ及びJETのコンセプトには正直やられました。もう右ストレート、一発KOですよ。だって好きなアイドルが歴史と伝統のあるジャニーズに骨埋める覚悟できてます、背負う覚悟あります‼️って宣言したんですよ。

わたしはジャニーズに全く興味ない状態から様々を経由してHiHi Jetsがほぼ最初のガチ担当グループっていうちょっと珍しい(デビュー組から降りたわけではないという点で)オタクなので、あまり語れるほどのジャニーズ教養がないのが残念ですが…。

 

ジャニーズとしてのプライドを誇示する姿は今回が初めてというわけではなくて、わたし的にアツかったのはやっぱりサマパラ'20の配信ライブで披露したずきうやのENTERTAINERですね。(この話多分死ぬまで擦るんだろうな……)

SNSじゃ誰もが有名人 じゃ上がってみるか俺らのSTAGE」

のフレーズが好きです、本当に。あまりにもジャニーズへの誇りとプライドがあって、自分だけじゃなく数々の先輩方が長年の月日で積み重ねてきたもの全部を背負ってステージに立つことへの覚悟もあって、みたいな。

その点で言えば、今回のスプパラで披露された新しいソロ曲「SparKing Gang」でも、似たような意思を感じるフレーズがあって。

「俺は栄光の遺伝子の継承者 生粋の正統派 伝統と歴史を

よく見りゃ誰でも気づくさ ルーツを辿れば俺らが王道だ」

ゴリッゴリにヒップホッパーな衣装に身を包んだアイドルが、このラップを、でっかいステージのど真ん中で披露することの意義を考えてしまう。

言ってしまえば、カウンターなわけじゃないですか。今でこそ櫻井くんや樹がジャニーズのラッパーと言えばで名前が上がると思いますけど、グループにラップ担当は居てもラッパーが必ずいるわけじゃないので、ジャニーズアイドルでありながらラッパーとしての自分を持つそれ自体は王道ではなく邪道のカテゴリなわけで。

その在り方を選んで「生粋の正統派」「俺らが王道だ」と叫ぶのは、矛盾というよりは既成概念を打ち壊すためのカウンターだな、と思います。

ジャニーズと言えばキラキラ、王子様が王道。それ以外は”らしくない”という個性。そんなイメージがまだ強い中で、自分のスタイルと言葉でジャニーズとしてのプライドを高らかに誇るその姿はまさに時代を作り上げていく人間そのものだな、と思いました。

 

ここで少しJETの歌詞について話したいんですけど、FRONTLINEが外野に向けて挑発するような内容なのに対してJETは俺らめちゃくちゃ盛り上がってるけどどうー!?!一緒に盛り上がろーぜー!!!!楽しいよー!!?みたいなノリがありませんか???(説明が雑)

曲調や雰囲気の違いからも分かるんですけどJETは楽しむ重視の楽曲というか。スプパラでも公演を重ねるごとにJETのボルテージが増して行ってたし。主に客席が。(心当たりあるペンラぶん回しオタクの皆〜〜〜!!!) それに応えるようにメンバーたちもどんどん暴れ狂って楽しんでたの、マジで嬉しかったし楽しかったよなあ。本当に「君と俺のSTAGE」ですよね。

JETの中でもやっぱりラップ詞は猪狩さんが書いているからこそのHiHi Jetsらしさが詰まっている印象があります。

”「should」や「have to」じゃなく「I want to」で動くから期待はなくても十分」”

”波には乗るさ俺の乗り方で”

あたりがまさにって感じ。”前代未聞に駆け抜けろWe're New Age”の部分も彼らの貪欲さとか怖いものなしな勢いの部分が出ていて、でもそれがおふざけで言ってるんじゃなく本気でそうなろうとしてるんだなっていうのがこれまでの活動から説得力が増していてすごいなーって思います。

この説得力があるからこそJohnny's Entertainment Teamっていう言ってしまえば事務所の全てがそこにあるタイトルがあてはまるし、ジャニーズの伝統と歴史を振り返ったメドレーの直後に「これが俺たちの在り方だ」って胸を張って提示できるんじゃないかな。

最初の話に戻ると、1曲目としてのFRONTLINEは自分たちが最前線を走っているという自信でもあり野望でもある。そしてライブのタイトルにあるFRONTLINEはこれまで歴史を創り上げてきた偉大なる先輩方のその軌跡で、今回のスプパラではそれを打ち砕き自分たちのモノにして、”ジャニーズのHiHi Jets”を確固たるものにするっていうことだったんじゃないかなと。その最新の答えがメドレー後に披露されたJETであり、原点はHiHi Jets(曲)であり、アンコールラスト曲のZENSHINでまた未来へと突き進んでいく…。ライブ本編からアンコールまでを見ても伝えたいことが明確に伝わってくる、考え抜いて作ったんだなっていうのが分かる最高のセトリだったなあ。

本筋とは関係ないんですけどHiHi Jetsって5人で同じ方向を向いて進むのがすごく上手だなって常々思います。このセトリに込められた気持ちが決して誰か1人のものではなくメンバー全員の共通認識であって、それがグループという一つの船の進行方向として的確に機能しているのってめちゃくちゃすごくないですか???グループって組んだだけで一致団結できるわけじゃないから。HiHi Jetsとしての自我がはっきりとあるなあって、そこが好きなところの一つですね。

 

 

さて、このブログの冒頭に書いた猪狩さんの挨拶についての話をします。挨拶の内容忘れちゃったよーって人はTwitterでレポ探せば出てくると思うのでせっかくなら挨拶の全文を読んでみてください!(ちなみにわたしは挨拶の詳細レポはしてない他力本願)

正直な話、これを客席で聞いたその瞬間は「うわ〜〜〜〜どうしよ〜〜〜〜………………」って頭を抱えました。

この過去記事

denebold.hatenadiary.jp

 

を読んでくださった方がいたら分かるかもですが、わたし個人としては未来を約束しないスタイルでオタクをしておりまして。2年周期で興味のメイン対象が変わってしまうので、彼らを今までのように熱心に応援できなくなってしまうことが怖くて、「一生」とか「永遠」とか、(ネタツイとかは別にして)使えなくて。わたしはそれを裏切りだと感じてしまう性格だからっていうことなんですけど。

なので、「10年後俺たちと答え合わせしましょう」って言葉に即答したい気持ちはあっても、もしそのいつか、自分が彼らのファンをやめていたとしたら?とその時の自分の気持ちを想像してしまって、だからツイートで「どうしよう」って書いちゃったんですよね。

でもその後すごく色々考えて、その10年後にたとえ今と同じ熱量のファンでいられなくても、生活を送る中で自然に活躍が目に入ってくるような、そんな存在になっているんだろうなって。「答え合わせ」って、10年後にやっているであろうライブに足を運ぶこともそうだけど、彼らの活躍を生活の中で感じること、それ自体が「答え」になるんじゃないかなって思って。

生きてさえいればどこにいても彼らと答え合わせができる、裏切ることはないんだなって考えたら、すごく楽になりました。興味の期限の呪縛から解き放たれたみたいな。

わたしはこれからも今この瞬間の彼らを自分勝手にできる限り応援していくし、将来それをしなくなったとしても彼らに後ろめたさを感じることはないかなと初めて思えました。すごく嬉しかった。それは、自分たちをあくまでもエンタメの提供者として確立させ、良い意味でわたしたちファンと一線を引いている彼らが示してくれた”HiHi Jetsを利用して人生を楽しむ”というHAFの在り方のおかげです。

 

長々と色々書いてしまったんですけど、わたしは今回のスプパラを観てHiHi Jetsの創るエンターテインメントが好きだなーーーーーって改めて思いました。よく言われてますがHiHi Jetsのライブって本当に1秒も飽きる隙がないんですよ。それはやっぱりメンバー本人たちが拘ってセトリから構成まで作って、そのほかもたくさん自分たちの考えで創り上げているからこそで。

そして何よりジャニーさんが愛したエンターテインメントへの思いを継承していく、自分たちが未来を創っていくんだっていう覚悟を感じてハアアアア………となってしまいました。HiHi Jetsの未来、眩しすぎるだろ。普段あんまりこういうこと言わないけど一刻も早くデビューしてほしい。でもどのタイミングでデビューしてもHiHi Jetsは今のまま彼ららしいアイドル人生にするんだろうなっていう安心感がある。でもやっぱHiHi Jetsのエンタメを知らない人がいるのあまりにも時代の損失すぎるから明日にでもデビューしてほしい。早くライブ行きたいな〜。………ライブ…………………?

 

 

 

 

あ〜あ!!!!!!!!!!!!早くHiHi Jetsのエンタメ浴びたいな〜!!!!!!!!!!!!!ね〜ジャニーズ事務所っ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!(完)

2022年浮所猪狩バレンタイン事変

じ-へん【事変】

天変地異や突発的な騒動などの、非常の出来事。変事。

                           ─デジタル大辞泉

 

時は2022年2月14日21時ちょうど、世間がバレンタインというイベントに浮かれている中、事変は起こった。

 

HiHi Jetsは、ジャニーズwebという有料コンテンツで『伝記』という名前のグループブログを連載しており、出席番号順に毎日更新されている。

このことからも分かるとおり、バレンタインに彼──猪狩蒼弥が伝記を更新することは偶然であり、2020年の年明けより半確定事項となっていた。

 

さて、ジャニーズタレント×バレンタインとくると、ファンへの愛のメッセージがやはり王道になるだろうか。相場は知らん。

そんな聖なるバレンタインの夜の伝記に、猪狩蒼弥はとんでもないことを書いてきた。

 

それは言うなれば、”愛”だ。

 

詳細な内容は各自ログインの上チェックしてほしい(余談だが伝記はワンタップで本文ページに繋がっていて下にスクロールするだけで前日以前のメンバーの更新も一気読みできる仕様になっているのがアクセス良好で個人的にとても好き)のだが、要約するとこうだ。

『裸の少年』というレギュラー番組で 少年と秩父の山にロケに行った際に浮所飛貴が真冬の川に上裸で飛び込んだ勇気ある行動について話し、讃え、なんと浮所のソロショットまで添えたのである。

 

これを読んでいる皆さんは”浮所猪狩”を知っているだろうか。

知らない方はこのブログ(

【感想】浮所猪狩、空より高く海より深い【TVガイド】 - 可愛いって罪深~~!!

*1)を読んでほしいのだが、このコンビはかなりニッチというかコアというか、要するに多分オタクの人口が少ない(体感)。わたしは先に紹介したブログの作者様ともうひとりの浮所猪狩人(うきしょいがりんちゅ)のフォロワーに導かれて約2年前ほどに”地獄”(このコンビの沼を勝手にこう呼んでいる)にやってきたが、この2年大なり小なり供給はあれど基本的に「霞を食ってる」状態だし、ずっと浮所猪狩人だけで「集団幻覚」を見ている。

グループも違うしアイドルとしてのタイプも正反対な2人が結びつくのはパブイメで言うと頭脳派な点かな……くらい。だからオタクの人口も分かりづらいし、永遠にTLの中で盛り上がってる感覚がある。

 

話を戻すが、つまり今日の伝記における供給は猪狩本人の言葉のまま与えられているため非常に解像度の高いものであり、かつそこに乗せられた猪狩→浮所への思いが随所に感じられる、特大の浮所猪狩なのである。

 

ここからは猪狩担(便宜上)のわたし個人による、猪狩というフィルターを通して見た拡大解釈でしかないのだが、浮所はいつもキラキラジャニーズアイドルとしての頑丈すぎる分厚い鎧を身に付けているのだと思っている。

それが彼のアイデンティティであり最大の魅力、ファンのニーズに全力で答えて夢を与える王道ジャニーズとしての在り方だと思うし、その積極性と理想の自分であり続ける姿勢が彼の追い風になってVS魂へのレギュラー出演や主演映画に繋がっているのだと思う。他担のわたしから見ても気持ちいいくらい、浮所はスーパーアイドルだ。

 

ただし、彼も当然人間だ。ブランディングとして弱い部分を自分からは決して見せないという選択をしても、わたしたちオタクの見えないところでたくさん苦しさや辛さを抱えているだろうし、もしかしたらそんな自分にさえ嫌悪してしまうこともあるかもしれない(完璧なアイドルでありたい、という考えを持っているからこそ)。

 

猪狩はそんな浮所の人間らしい、湿っぽい部分をちゃんと見ていてくれて、理解してくれる存在なんじゃないだろうか。

浮所とはまるで正反対なアイドルキャラクターを持つ猪狩だが、自分の意志とアイデンティティを貫き通して全力で最高のアイドルをやるという根底は共通している。

いついかなる時もキラキラアイドルを全うする浮所を「浮所だから」と当然の扱いをしないで、その奥にある人間としての浮所の感情を思い、受け止めてあげる。これはお互い方向性が違えど人生を懸けてジャニーズをやるという地の部分が同じだから持てるリスペクトがあるし、その優しさがあるからこそ、今日の伝記のような内容が書けるのだと思う。

 

「素の浮所が好き」発言からも分かるが、浮所という”人間”のテリトリーに一歩踏み込むことができるのが猪狩。そしてそんな猪狩のことを優しいと言い、専ニク「がーりー」と呼び、誕生日には手書きのメッセージカードも送り、一緒に夢の国へ行き、ドライブまでしている浮所。

 

オタクは彼らのことをマ…ィアだなんだ、対決の図になるのを血をだらだら流しながら自給自足で貪り食ってたのに、本人たちは普通に仲良しでリスペクトし合ってて、なんかもう本当に何?????????????って感じ。こんなの”愛”でしかないじゃん。今日の伝記最初から最後まで浮所のことしか考えてないじゃん。バレンタインの夜にさあ。何????ほんと………好き………………………。

 

浮所が「菩薩のようなご尊顔」を向けた先にいるのは紛れもなく猪狩なんですよね。その”ご尊顔”を伝記で見れば分かると思いますが、やっぱり確実に浮所猪狩は”在る”。

 

 

浮所猪狩、永遠にキャットファイトと見せかけた仲良しやっててくれや。浮所猪狩人(ルビ:俺ら)は全速力で貪り食い尽くしてくから。

 

 

*1:カツさんへ ブログ共有許可感謝です‼️

「ひらいて」を考えてみた

 

作間くんが西村たとえ役で出演することが解禁されすぐに読んだ原作、綿矢りささんの「ひらいて」。2時間弱で一気に読み終えた本の厚さとは裏腹に濃厚でボリュームのある内容に読了後なかなか興奮が収まらなかった。

あれから早数ヶ月、何だか読むのに体力と気力が要るからと遠ざけていた「ひらいて」ともう一度向き合ってみた。そしたら少しだけ自分なりの解釈が掴めたので備忘録的な感じでここに書いておこうと思う。

考察文なので当たり前のことを言うがこの先原作ネタバレしかないので映画観るまで原作読まない派のひとは読まないでください。

 

愛は鶴を折っている。

p.54で愛はたとえへの感情を抑えるためにひたすら千代紙で折り鶴を折っている様子が描かれている。「春から折り続けている」とあるが、この”春”が指すのは愛がクラス替えを経てたとえと再会し恋に落ちたときを指していると思われる。つまり愛の折り鶴の量はたとえへの恋心の蓄積といえる。

同ページに「折る、と、祈る、という字は似ている。」とあるように、愛が鶴を折るという行為は、たとえに対する祈りであるのだ。自分の方を振り向いて欲しいという純粋な願い。

 

いきなり結末の話をする。

たとえが愛の頭に手を置き、「お前も一緒に来い。どうにかして連れて行ってやる」と言う場面。一度目に読んだ時は愛が言う通りまさにこのセリフがたとえから愛への許しなのだと思った。

でも、本当の許しはその後「でも鶴をもう、折ってなくて」と言う愛に対する「折れ」と言うたった一言にあるのではないかと思えてきた。

出会ってからずっと愛に気持ちを開くことのなかったたとえが、鶴を折ることを命じてくれる。鶴を折ることは愛がたとえを好きでいるということで、つまり愛がたとえのことを想い続けていいと、たとえ本人が許してくれたということだ。

たった二文字、されど二文字。この瞬間の愛には、「好き」よりも重く大切な、何よりほしかった言葉だったのではないか。

そう思うと、わたしが愛でも同じように泣いてしまうだろうなと思う。

 

「ひらいて」って具体的に何だろう。ひらがなだからそこには無限の解釈がある。

何を開くのか。

心、身体、折り鶴。わたしは、未来だと思う。

「て」の持つニュアンスは何か。

命令、接続。これは、願望のように思える。

 

高校三年生の受験期真っ只中。愛、たとえ、美雪の3人それぞれの“これから“を思い、未来をきり“拓いて“いってほしいという、3人それぞれの願い。それが「ひらいて」なのではないだろうか。たとえが愛にあげた「折れ」が「ひらいて」のように見えてくる。

 

 

どのシーンも楽しみだけど、再読してからいますぐに作間くんのたとえが発する「折れ」が聞きたくて、観たくて堪らなくなってしまった。まとまらないけれどこのままで終わりにしよう。明日起きたら10月22日になってないかな〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜。おわり。

 

 

 

 

 

HiHi Jetsのエンタメ論〜SUMMER PARADISE 2021によせて〜

 

 

”Baby,I love you 永遠を 詰め込んだ One Moment

─Never Let Go/チーム・ハンサム!2014

 

突然ですが、わたしはこの歌詞が大好きです。もしかしたら今まで出会った楽曲の中で一番好きなフレーズかもしれません。

「永遠」と「One Moment(一瞬)」は真逆です。正反対です。普通ならこの言葉の意味の矛盾は成立しないのですが、この歌詞においては不思議と成立しています。

言葉では説明しきれませんが、永遠という絶対にあり得ないのに欲してしまうその尊さを今だけでも良いから精一杯楽しもう、といった意味だとわたしは解釈しています(ハンサムというコンテンツを知っている方は共感できるかも)。

 

この「永遠」って、普段のわたしなら絶対信用しません。「一生」とか「ずっと」とかいう類の言葉をあまり好んでいないので。使うときもありますが大抵の場合願望の副詞として添えています。

 

あまり前置きが長過ぎるのもアレなので、本題に入ります。冒頭のネバレ歌詞はただ単に好きなので導入で使えるかな、ってだけで本編とはほぼ関係ありませんので、ハンサム知らなくても大丈夫です。てかハンサム知っているHi担様は是非お友達になりましょう。

 

ここ半年ほどの間に発売されたテキストを読んだりサマパラでの挨拶を聞いたりしてずっと考えていた「アイドルを応援するということ」について少しだけ、HiHi Jetsに特化した形で自分なりの答えが見えてきたので文章にしてみました。ついでにあちこち脱線しました。

前半から中盤で考察しているHiHi Jetsのエンタメ観は結構面白くなっていると思うので是非読んでみてください。後半の方はわたし個人の感覚論が多めなのでおまけ程度に読んでもらえたら。

なおこのブログの文章は完全にわたくしの個人的見解・感想・考察に基づくものですので、読んだ後で「全然言ってること分かんねえなコイツ」って思われるのは構わないですが苦情や批判などは一切ご遠慮します!(って言ってもそんなに攻撃的なことは書いてない)また、違う考えを持つアイドルやオタクを否定する意図は全くございませんので悪しからず。

 

 

HiHi Jetsメンバーの掲げるエンターテインメント像

HiHi Jetsはデビュー前のJr.ユニットながら、自分たちでライブのセトリや構成から振付、演出まで多くに携わっていて、ライブに一番のこだわりを持っています。

自分たちでセトリを決めたりローラー曲の振付をしたりするのは以前から話していたのですが、5月号のSODAでライブの構成作りについてより詳しい言及がありました(嬉しい)!

・曲決め→演出案→歌割り→振付 の順番

ちなみにソロ曲も他4人のOKが降りないと披露できない方式をとっているHiHi Jetsさん

・先輩楽曲のカバーは歌割りも自分たちで決めることが多い

→立候補がいなければ他薦で決まっていく

・振付は歌割りに合わせてメインの人を目立たせるかつ全員がなるべく平等になるフォーメーション、見せ場を作る(振付担当はGarry)

─SODA 2021年5月号

 

歌割りも自分たちで決めていることに対してライターさんが「お互いのことを熟知しているからこその割り方になるのでは」とおっしゃっていて、本人は「何となくで決まる」って言っているけれど、実際カバー曲のパフォーマンスを見るとオリジナルの雰囲気に合わせてきたり、全然違う印象だけどしっくりきたり、自分たちの魅せ方をきちんと理解しているからこそできるアプローチをしているんだなと分かります。

 

そして彼らのエンタメを大きく牽引するのが猪狩さん。猪狩さんはメンバーの中でも一番自分の考えを明言している印象があります。

 「周り、つまり同じJr.内のグループとかの”こちら側”を見てはいなかった。結局俺らは常に”対お客さん”だから。(中略)みんなジャニーズ事務所のファミリーで仲間だから内側であれこれ競争なんて意味がない。結局はファンというか、大事なのはお客さんだから。」

「(前略)俺らの仕事って映画とか本とかと一緒で、こっち側は”作り物”。自分たちは娯楽を提供してるという考え方なの。俺らが提供した娯楽の対価としてお金をもらっているという考え方。それ以外でもなければ、それ以上でもない。」

「俺ら、『自分たちだけで作ってます、ウェーイ!』って熱い思いでやってるわけじゃないから(笑)。自己満足は要らない。客観的に見たときに『自分たちがどうやったらよく見えるのか』『どれだけの人が俺たちの作ったものにお金を払ってくれるのか』という視点で考えてるからこそ、お金を払ってくれる価値を自分たちで作り出さなきゃいけないと言う思考なだけだよ。」

 ─2020年vol.51 STAGE navi(猪狩・作間対談)

 

かなり、自分たちの立場を娯楽を提供する側として明確に区別しています。これまでもライブや自分たちの創作活動に対する考え方に言及していたことはあったんですが、このステナビ対談ではものすごく打ち明けているんですよね。大好きな作間くんとのサシ対談っていう環境によるところもあるとは思うんですが。思うようにライブができなかった2020年、色々なことを改めて考えたのだと思います。

ちなみに引用部分直後、対談相手の作間くんの一言は「すげえな。」でした。この対談は二人の関係性からグループのこと、二人が考えるシンメ論などが猪狩さんの文量多めに盛りだくさんなのでテキスト厨の皆さんは是非読んで見てください!猪狩博士による作間分析も豊富で非常に面白くなってます。

 

また、直近に発売になったSODA(Special Edition Entertainment)のテキストでさらに確立されたライブ作りについての発言もありました。

猪狩「もちろんライブはプライドを持ってやってるけど、俺たちは自分たちでやってる事がプライドじゃなくて、いいものを作ることがプライド。(略)いいものをやる事が一番だから、どこまで自分たちでとかじゃなくて、映像は映像さんがやったほうがいいし、照明は照明さんがやったほうがいい。でもローラースケートを履くなら俺たちがやったほうがいい。たくさんのライブを観てきた大人の方の意見ももちろん聞くし、他のグループと一味違う味、俺たちらしさを出すってなったら俺たちが考えたほうがいい。」

「一流の方々に委託できるのがジャニーズの強みだと思ってるから。(その恵まれた環境)を崩してまで自分たちがやる事にこだわってるわけではなくて。」

「(演出のインスパイアに関して)SMAPとか(略)がかっこいいとかはあるけど、そこから引用するというより刺激を受けて、じゃあそれをHiHiに落とし込むとどうなるだろう、そこにオリジナリティを加えるとどうなるだろうって考える。

─SODA Special Edition Entertainment(8月16日発売号)

 

ライブ構成について

・髙橋「お客さんのテンションだったり俺たちのテンションで、ここはちょっとしんどくなりそうとか、俺だったらこうするっていうのを埋めていって」

・猪狩「(コロナ禍で歓声を出せないライブのため)声を出せないってことはお客さんが観てるだけで楽しいって感じてもらわないといけないし、それに声を出しちゃいけないんたって我慢させないようにしたい」

・猪狩「せっかくお金を払って来てもらってるのに、そういう(声が出せなくて悲しい)想いをさせるより、絶対楽しんでもらいたい。与えられた環境の中でどれだけやるか、どれだけ適応できるかってところでも見せていきたい」

─同

 

自分たちのライブやパフォーマンスに関する考えを聞くと、HiHi Jets「提供するもの」としてとてもビジネス的な視点からライブを構築しているんですよね。あくまで娯楽、観に来た観客が楽しいと思うもの、良いと思えるものを作る事が絶対条件というシンプルながらストレートなポリシーを持っています。

 

現在のジャニーズJr.は自己プロデュース力が問われるコンテンツも増えてきて、「自分(たち)で考えて作り上げる」ことはJr.として世間へのアピールポイントになる強みになると思うんです。実際HiHi Jetsを称賛する声は「自分たちであのクオリティのライブを作ってるのすごい」っていうものが多いような気がします(見当違いでしたらすみません)。でもHiHi Jetsはそこに重きを置いていなくて、いいものを作るためなら使えるものは全部使う!みたいな熱量を感じる。優斗さんがサマパラの挨拶で「使えるもの全部使って」みたいなこと言ってたっぽいのも(曖昧ですみません)、常に観てくれる人のことを考えて最高傑作を求める彼ららしいなと思いました。

あと、一流の専門家に委託できるっていう部分から彼らが周りの大人やライブスタッフに対してリスペクトしている事が分かるし、だからこそ彼らが求める「いいもの」を実現できているんだよなと思います。YouTubeの撮影クルーもいい雰囲気なんだろうなと伝わってきますよね。(思い出すイタリア期焼肉店ロケでの「伝説になるんだろ?」の件)

 

そして前述した5月号のSODAに「目指すグループ像」に対する5人の考えもありまして、優斗さんの言葉が非常に分かりやすく良かったので引用します。

”僕たちに”じゃなくて”僕たちが作り出したものに”ちゃんと価値が生まれるよう、仕事や作品の完成度は求めていきたいですね。そうすればエゴに溺れないと思うんです。有名になりたいとか人気者になりたいとかも、なくはないけど(笑)、そこじゃなくて僕たちから生まれる作品に価値を見出してもらえるようなグループになりたい。

─SODA 2021年5月号

 この優斗さんの言葉については後ほど詳しく書きます。

 

こう言った発言から、HiHi Jetsはジャニーズアイドルの仕事の中でもとりわけライブなどの創作活動に「受け手側(=ファンであるわたしたち)」への意識を強く持っていて、また自分たちの作品に対してプライドがあるのだと思うんです。本人たちが言うように決して自己満足だけではないけれど、グループの感性やオリジナリティに対して自信と誇りがある。それはこれまでの活動を通して得た有形無形に関わらない評価や、絶対的な唯一無二の人物であるジャニーさんからもらった言葉たちに裏付けされているのではないかと。

 

これは担当の贔屓目でしかない発言なので当たり前と言えばそうなんですが、HiHi Jetsのライブって本当に隙がないんですよ。一瞬も飽きない。特によくHi担が言うのは「セトリの組み方と曲のつなぎが上手い」。こういう感想が出るってことは、本人たちがもちろん大人の手も借りて協力しながら観客側の気持ちを想定して置いてけぼりにしないようなライブ構成を意識しているってことじゃないですか(前述引用のとおり)。去年夏のサマパラ配信も、同じライブなのに日替わりと回替わり混ぜてきて、投票機能も駆使して、8公演あってどれ一つとっても同じセトリの回がないようになっていたんです。本当にひとつひとつ拘って作ったのだろうなと感激した思い出があります。

 

他の人・グループとは違うことをやる、先輩とは被らない何かを求める。彼らのオリジナリティの探究心はこういった精神からきていて、常にファンの求める需要を照らし合わせて供給するエンタメ作りに向き合っているからこそ、わたしたちファンは毎回期待以上のパフォーマンスに高揚できているのだと思います。

 

ENTERTAINERの歌詞を読み解く

ところで、去年のサマパラで猪狩・井上が披露したオリジナル曲『ENTERTAINER』はご覧になりましたか?惜しくも見逃してしまった方、かなり人生損してます。(わたし調べ)残念ながらまだ少クラ披露もかなっていませんので、一緒にお祈りして待ちましょう。(YouTubeのサマパラ配信の密着映像で少しだけ様子を観ることができます!時間指定済。11:07から本番の様子も有り)

youtu.be

 

この曲は猪狩さん(THE GARRY)が作詞・作曲したオリジナル曲です。サマパラ開幕の数日前にISLAND TVにて予告動画(HiHi Jets「firstballet」 | ISLAND TV)が上がり、オタクはいったい何が起こるんだと顎を諤々言わせながら怯えていたのが懐かしい。

歌詞は調べれば全部文字起こししている方がいると思いますのでそちらでご覧ください。

 

歌詞の内容は、アイドルとしてかなり前衛的だと思います。THE GARRYの歌詞は社会風刺的な傾向もあるので、好みは分かれるのかな?と思いますが、わたしはめちゃくちゃ好きです。

演出がまた最高で!白と黒の対比、ステージに置かれた2つの玉座、世界観に合わせた衣装…。今はこの2人のコンビ通称ずきうや(わたしは頑なにそやみ派)として人気だと思います。表向きのイメージだと瑞稀が白で猪狩が黒っぽいんですが、この曲では瑞稀が黒、猪狩が白なんですよね…(最高)。

 

それで、今回はこの曲の後半にある一部パートの歌詞に焦点を当てて少し解釈を展開してみます。わたしは普段相互フォロワー以外のツイートや文章を読まないので似たようなことを言っている人が既にいるとは思うんですが、あくまでわたし個人の解釈なので悪しからず。

 

SNSじゃ誰もが有名人 じゃ上がってみるか俺らのSTAGE

無理は承知でも進める秒針 窮地で笑えて俺らの境地

時期は選ばず開花 欲に溺れちゃただのLiar

手出したらやりきるしかねえさ 忘れるな俺らは「ENTERTAINER」

 

SNSじゃ誰もが有名人」

デジタルネイティブ世代が増えてきた今の時代、YouTubeInstagramTikTokなどのSNSツールで人気になり多くのフォロワーを抱えている人がたくさんいるのはご存知だと思います。この歌詞は芸能事務所に所属したりオーディションを受けたりしなくてもほんのひとつのアクションで有名人になれることを指していると感じられます。

 

「じゃ上がってみるか俺らのSTAGE」

キターーーーーーーー!!!!!めちゃくちゃパンチライン!!!!!初めて聴いたとき良過ぎて痺れました。

「俺らのSTAGE」は単なる場所ではなく、ジャニーズという歴史と伝統ある事務所の後輩としてそれらを背負う環境込みの今の立場だと思います。

「じゃ上がってみるか」は「それじゃ」とか「じゃあ」ではダメなんですよ。「じゃ」なんです。日本の芸能の歴史において半世紀以上圧倒的な存在感を有してきた事務所のその全てをいずれは自分たちが背負っていく、そんなこのステージにSNS上がりの有名人の皆様は立てます?っていう、アンチテーゼみたいな…。この「じゃ」にはかなり強い想いが込められているんじゃないかと勝手に読んでいます。

今書いてて思ったんですけどこれ大丈夫ですかね?誤読されそうで怖くなってきた…作詞者本人の意図は全く分かりませんし今のところどの媒体でも解説されてないので完全推測であることを改めてご了承くださいね…。

ちなみに猪狩さんは有料コンテンツJohnnys webでサマパラ直後のブログに感想をしたためていてこの曲のテーマについては言及しているのですが、何せ「有料コンテンツの特権」として教えてくれたことなので泣く泣く伏せます。テーマ、久しぶりに見たら強過ぎて笑っちゃった。

 

「欲に溺れちゃただのLiar」

今思うとSODAの優斗さんの発言とリンクしてて怖い。

 

「手出したらやりきるしかねえさ」

もう後には引けない、ジャニーズとしての覚悟を感じました。この一年でさらに結束したHiHi Jetsなので説得力がある。

 

「忘れるな俺らは「ENTERTAINER」」

彼らがアイドルとエンターテイナーを分けて考えているかどうかっていうのはちょっと分からないんですけど、エンターテイナーという肩書きにこだわりがあるように思います。やっぱり自分たちが作るものは娯楽だという意識が根底にあるからでしょうか。

このフレーズは自戒もあるのかな?と思うんですが、自分のことを応援してくれているファンが一人でもいる以上その応援に見合ったものを提供するという、自己満足に終わることへの批判も含んでいるような気がします。

 

今回はブログの内容に沿う部分だけ読み解きましたが、いつか一曲丸ごと砕いてみたい…。この曲からも、やはり彼らのアイドルとしての姿勢のあり方が読み取れました。

 

SUMMER PARADISE 2021のセトリに思うこと

先日完走した(祝!)サマパラ2021のセトリの中で特に好きな流れがあって。全体のセトリは検索かければすぐに出てくるのでそちらを見ていただきたいのですが。

ジャニーズのライブにおいて、メンバーソロは中盤までで全員分終わるようになってると思うんです。つまりソロが全て終わったらライブもラストスパートと捉えていいはず。

今回のサマパラのソロは猪狩さんのピアノ演奏披露→オリジナル曲Klaxionが最後で、その後次のように続きます。

・Make you wonder

HiHi Jets

(挨拶)

・駆ける

2年ぶりの有観客、ドーンから待ちに待った単独、(偶然だけど)なにわ男子デビュー発表を受けて次のデビュー競争の幕開けのタイミングなどの要素が重なった今回のライブ。

そんな色んな想いが込められているライブのクライマックスにこのセトリって‥…なんでそんな最適解出してくるんだよ、情緒の鬼だよ…。

 

Make you wonderは2019年のドリボでもらった(一応HiHi Jetsの)オリジナル曲ですが、ライブでの5人での披露は初めてで。ドリボの途中から3人で披露していたこともあり、やっぱり”5人でパフォーマンスしている”ということ自体にすごく重みがあるんですよね。

それにこの曲ってHiHi Jets(曲)と呼応している部分があるというか、多分HiHi Jets(曲)第2章みたいな立ち位置なんですよ。歌詞が強い。ずっとオタクの涙腺と闘志を刺激してくるパンチラインしかない。この曲で会場のボルテージ一気に上げて来ます。なんたって「Take you to the top」ですから。彼らがこの先駆け抜けていく姿を想像するだけでオタクって泣くから。

ちなみにわたしはサマパラの中でKlaxionからMYWに行くときの「Take you to the top」の繋ぎが一番好きです。

 

その後に来るのがHiHi Jets(曲)って、正気!?!?!?!?!?!?

HiHi Jetsと言えば、な言わずと知れた代表曲。おそらく一定時期のJr.担は歌詞を見なくてもC&Rまで完璧なんだろう。人によってはここ数年で親の声より聞いてるだろうこの曲。

「JETなDOするLIFEなう」って、トンチキな印象が強いかもしれないけれどこれはつまりHiHi Jetsを利用して人生を楽しむ」ってことと同義なんじゃないかと思う(詳細は最後の方に書いてあります)。HiHi Jetsと一緒にこれからも楽しいこといっぱいやろうねって言ってくれているように感じられて、ああこの曲は月へ行くロケットなんだな、と思った。

 

「いつか月でライブしような!!!!!」ってテンションぶち上がったところで挨拶、しかもBGMにto the moonなの完全にオタクを泣かせに来てて辛い。to the moonいつか絶対生で聴きたい。

 

しっとりとそれぞれの想いを聞いて噛み締めようとした次の瞬間、駆けるが始まるんですよ。

オタクの情緒をどうしてくれるんだ…そんな、”誓い”を歌わんでくれ…こっちも一生を誓いたくなってしまうやろがい‥。

駆けるは覚悟の曲だと思っていて。この曲が初披露されたのは2020年3月29日に配信されたHAPPY LIVEだったんですけど、この配信って春祭りが中止になった代わりにデビュー組に混ざって時間もらえてパフォーマンスしたんですよね。つまり本来は春祭りで初披露する予定だった曲なはず。

春祭りは、タイミング的に再始動の意味合いが意図してなくても付随するライブだったと思います。そのライブで初披露しようとしていた新曲が駆けるだったことを思うと、この先も5人でやっていくという覚悟、闘志が見られるこの曲はHiHi Jetsにとってすごく気持ちのこもったものなんだろうなと思ってます。

 

そして、この3曲に通ずるものって、「夢」なんですよ。

HiHi Jetsの掲げている大きな夢、それは「伝説になること」。これだと少し抽象的過ぎるかもしれませんが、その中には「自分たちのエンタメの価値を見て評価してもらうこと・楽しんでもらうこと」があると思うんです。多分。

ENTERTAINERとしてのプライド、「いいものを作る」という絶対的なこだわりを貫いて、ファンに提供して楽しんでもらう、それをこの5人で追求し続けたいという想いが、このセトリから読み取れるのではと感じました。

 

そして現場に入って1秒も飽きる暇のないHiHi Jetsのライブの世界を通して、 テキストで読んできたエンタメ観を実際に体感できました。すごい。”魅せる”という意思がビシビシ伝わって来て痺れてしまった。2年ぶりにファンと対面できるのにファンサ曲多めにしないでそれどころか幕で顔見えない演出やるの、超攻めてて常に挑戦し続けるHiHi Jetsって感じでめちゃ好きだった。ファンを楽しませる演者としてはもちろん、作品を作る製作者としても明確に自分たちのモノにするという強い気持ち、グループとして意思の貫徹を感じられたライブで、「ああまたHiHi Jetsを好きになってしまった…」と頭を抱えました。

 

アイドルを応援すること

ここからはわたしの感覚的な話が多くなりますので、おまけだと思ってください。

個人的な話ですが、アイドル(もっと言うとジャニーズ、さらに言えばジャニーズJr.)は他の芸能人に比べて応援するのが難しいと思っていて。

誰かを応援するのって自分じゃない人に時間を使うことじゃないですか。加えてライブに足を運んだり、CDや雑誌や写真を買ったり、BSやWOWOWに登録したりオタクと遊んだりなどめちゃくちゃお金がかかる。そして侮れないのが自分自身のコンディションですよね。体力、気力、精神力がとにかく必要な趣味だと思います。

そして、それらが全部揃っていても、自分の興味や好きだけで応援を継続できるわけじゃない。アイドル本人の活動の変化や、他のオタクの言動など、様々な外的要因から応援するのが辛くなることも多いと思うんです。

 

そもそも、「アイドルの応援」自体の定義が曖昧ですよね。応援の仕方は人それぞれだし、お金の掛け方も時間の費やし方も違う。なのに人間はどうしても無意識に自分のものさしで物事を捉えてしまうために「普通」「普通じゃない」が生まれ、度々論争が起こるんだと思うんです。できるだけ彼らのことを熟知していたい、誰よりも深く長く知っていたいという欲求はある種当然の感覚ではあるのですが、経験値からしてその感覚でオタクやってると続きません。「好き」が義務になってしまうからです。…と続けたいところですが今回はおいておきます。

 

そして最近わたしが気になっているのが、”生身の人間を娯楽として消費”していること。

応援している中でメンバー間の関係性に萌えたり、その人の生い立ちを把握したり、外見や性格について言及したり…上手い表現が出てこないんですけど、言ってしまえばこうして彼らについて考察しブログを書いていることも、本当はよくないのではないかと。

アイドルとして青春期を捧げた代償に、プライベートな一人間としての彼らの人生を奪ってしまっているのではないか。たらればになってしまいますが、もしジャニーズに入っていなかったら…を考えると勝手に申し訳なくなります。友情も恋愛も将来の夢も、失ったものが多いのではないかと。

 

この話って結局終着点がないんですよね。正解なんて誰にも分からない。アイドルたちはその代償を分かった上でスターになるという夢を追いかけて活動しているわけだし、雑誌やYouTubeでのプライベートっぽい姿もあくまでアイドルとしても自分でいるわけで、それも娯楽提供の一部として捉えても悪くはないとは思うんですけど。

やっぱり彼らが少なからずプライベートを削って活動しているという点は否めないので、できればそこよりもラフに、なるたけ表面上をすくって応援していきたいという思い(いわばオタクとしてのわたしの目標)があります。

 

ここで、前に引用した優斗さんの発言に戻ります。

”僕たちに”じゃなくて”僕たちが作り出したものに”ちゃんと価値が生まれるよう、仕事や作品の完成度は求めていきたいですね。そうすればエゴに溺れないと思うんです。有名になりたいとか人気者になりたいとかも、なくはないけど(笑)、そこじゃなくて僕たちから生まれる作品に価値を見出してもらえるようなグループになりたい

─SODA 2021年5月号

 

これって、めちゃくちゃわたしの理想に合ってません?

「”僕たちに”じゃなくて”僕たちが作り出したものに”」は、視点を変えてみるとわたしたち消費者は”彼ら自身を”ではなく”彼らが作り出したものを”娯楽として消費する、ということではないでしょうか。彼ら自身を消費することの方が、深さで言えばより深い下の方にあって、後者は上の方の表層部分に当たると思うんです。

前述したように人間は欲深い生き物なので、深いところに手を伸ばしがちです。しかしそれは個人的には避けたい(疲れるので)。でも風潮としてはなるべく知っている方が、時間やお金をかけている方が、立派な・まともなファンだと思われがち。

しかしどうでしょう。優斗さんのこの言葉は、コアファンの存在を否定することなく「パフォーマンスや動画を観るだけ」「曲を聴くだけ」という人を認めてくれている。彼らの作品を享受するひと全てを平等にみてくれている

 

それに、自分たちが作るエンタメに誇りを持っていることも分かります。このテキストを読んだとき、普通に軽い気持ちで前半を読んでいたので急にわたしの核の部分を突かれてリアルに雄叫び上げました。そして唸りましたね、どうしたってこの人たちが好きだ…‥……。

責任とプライドと挑戦が詰まったHiHi Jetsとしてのアイデンティティ。それが彼らの作り出すパッションあふれるエンターテインメントなのだと改めて感じました。

 

 

”一生”のはなし

冒頭で少し話したように、「一生」「永遠」「ずっと」という言葉が得意ではありません。

これまで20年生きてきた中で半分以上なんらかのオタクをやってきていますが(恐ろしい事実)、ハマって2年くらいするとほどほどに飽きてくるという自分の興味サイクルに気づきました。2年の間は「永遠に好き!ずっとついてく!!!!」みたいな気持ちで本気で応援できるんですけど、2年経つと嘘みたいにスッと冷めていくんですよね。だから何年も同じ人を最初と同じ熱量で応援できる人がめちゃくちゃ羨ましくて。

余談ですがこの夏でHiHi Jetsを好きになって2年が経ちました。ハマりたての頃ほど分かりやすくキャーーーー‼️ってなることは少なくなりましたが、今のところ熱が冷めた感じはなくて安堵してます。だってあんな楽しいサマパラ入っちゃったらさ、冷めるどころかまた上がるしかないじゃん。

 

結局の話、「永遠」ってないじゃないですか。人間は常に気持ちが変化していくものだし、アイドルもオタクもずっと同じところにとどまることなんて良くも悪くもできない。

アイドルの非永遠性っていうのは、ここ数年のジャニーズだけをみてもよく分かると思います。解散、脱退、活動休止など…。いつ何が起こるか、どうなるかなんて分からない。明日突然いなくなってしまうことだって、特にJr.はそれが当たり前の世界ですよね。

 

わたしは元々、何かを始めるときにどうしても「終わり」を意識してしまう人間なので、できれば新しい沼を増やしたくない…熱が冷めてしまうのが怖いから。その怖さを何度も経験してきているから。高い熱量で応援していた当時の自分と、その時の相手をも否定してしまうような気分にもなるんです。好きじゃなくなるのが裏切りだと感じてしまう。なら好きな人を増やすだけでいいじゃん降りなくていいじゃんって思われる方もいると思うんですけどわたしの性格上これ以上同時進行で誰かを応援することはできないと悟ってしまったので…。あのとき出会っていなければ、この別れのつらさを味わわずに済んだのに…と、どうしても思うことになるんですよ。

 

でも、HiHi Jetsのエンターテインメントに対する考え方は、この恐怖を取り除いてくれるような気がするんです。

アイドル自身とライブをはじめとする作品を分けて捉えることで、将来どんな形になっても、今彼らを応援しているということ(将来からすると過去)を否定しなくて済むのではないか。ひとつひとつの作品が個別の思い出となり、そのとき自分が好きだと感じたものを綺麗なまま保存することができるように思います。いつか彼らを今と同じ熱量で応援できなくなっても、ゆるりとかいつまんで見ていくことも受け入れてくれるような感じ。

今、100%感覚で話しちゃってるので自分でもよく分からなくなってますが、投げやりで続けます。

それから別の話になるんですけど、彼らが言う「ずっとこのままの関係性でいたい」みたいな発言も有言実行タイプのグループなのでわりと本気でそうなると思ってしまうんですが(そして単なるオタクの盲目でもある)、HiHi Jets自体若さやローラーパフォーマンスに付随する勢いやエネルギーがあるので、今のままではいられなくてもどうかより心地良い関係性になってくれよな…と願うばかりです。

 

HiHi Jetsを応援するということ

長々と持論を書いてきましたが、わたしにとってHiHi Jetsを応援するということはどういうことか。

もちろん精神的支えにもなるし、つまんねー大学生活に彩りを添えてくれる大切な存在であることは前提の上ですが。

2020年、コロナ禍で一気に日常が日常でなくなったように、いつ自分の人生が急変するか分かりません。常に現状維持を求めるわたしにとってそれは相当なストレスで、多分あまり首を突っ込みすぎると趣味で楽しみであるはずのアイドルの応援が重荷になってしまうと思います。

 数字を出す、声をあげる、反応を届けさせるといったこともちろん彼らの活動を大きく支えることに間違いはないと思うのですが、わたしはHiHi Jetsが作るエンターテインメントをありがたく享受し、自分のペースで純粋に楽しむことが積み重なって結果として応援になっている、くらいの感覚でいたい。HiHi Jetsがいないと死んでしまうほど生活の主軸にして依存するのではなく、HiHi Jetsがいるから明日がより楽しく生きれる、と思いたい。

そしてHiHi Jetsの持つエンタメ観はそんなスタイルを肯定してくれるのではないかと。

 

サマパラの挨拶で猪狩さんは「僕たちの存在を利用して人生を楽しんでください」と言ってくれるんです。そんな風に自分たちのことを提供してくれる優しさがたまらなく好きです。人生を最高に近づけるためにHiHi Jetsを利用させてもらえるんですよ。そんなこと言ってくれるなら、こちらも全力でHiHi Jetsを好きな時間を楽しみたいですよね。

 

 そして結局わたしは、サマパラを経て当分HiHi Jetsから離れられそうにないなと思いました。テキストで言っていたエンタメ作りに対する姿勢を全部の瞬間から感じて、HiHi Jetsのエンターテインメントがすごく楽しくて、本能で”最高”を浴びてしまったので…(言語化できないこの余韻)

 

2年前の夏、「伝説になります」と誓ってくれたこと。7月30日のYouTube生配信で、優斗さんが「最速でデビューを掴みます」と力強く宣言したこと。5人が口を揃えて「この5人でいたい」と伝えてくれること。

全部全部忘れない。こんなに手堅い宣誓をくれる、ワクワクする未来をくれるHiHi Jetsが心から愛おしくて、悔しいけれど「できる限り一生応援していたい」と思ってしまうから、まだしばらくは楽しくHiHi Jetsのオタクをやっていこうと思います。

 

 

HiHi Jetsの皆さん、SUMMER PARADISE 2021完走おめでとうございます!そしてEys of the futureのMV公開おめでとう&ありがとうございます!

時は21年、伝説を作る瞬間を体感できて嬉しいです。遠くない未来に、笑顔のままでまた会えることを楽しみにしています。

 

待ってろ9月の新橋演舞場!待ってろ11月の代々木〜〜〜〜〜!!!!!

 

 

youtu.be