2022年浮所猪狩バレンタイン事変

じ-へん【事変】

天変地異や突発的な騒動などの、非常の出来事。変事。

                           ─デジタル大辞泉

 

時は2022年2月14日21時ちょうど、世間がバレンタインというイベントに浮かれている中、事変は起こった。

 

HiHi Jetsは、ジャニーズwebという有料コンテンツで『伝記』という名前のグループブログを連載しており、出席番号順に毎日更新されている。

このことからも分かるとおり、バレンタインに彼──猪狩蒼弥が伝記を更新することは偶然であり、2020年の年明けより半確定事項となっていた。

 

さて、ジャニーズタレント×バレンタインとくると、ファンへの愛のメッセージがやはり王道になるだろうか。相場は知らん。

そんな聖なるバレンタインの夜の伝記に、猪狩蒼弥はとんでもないことを書いてきた。

 

それは言うなれば、”愛”だ。

 

詳細な内容は各自ログインの上チェックしてほしい(余談だが伝記はワンタップで本文ページに繋がっていて下にスクロールするだけで前日以前のメンバーの更新も一気読みできる仕様になっているのがアクセス良好で個人的にとても好き)のだが、要約するとこうだ。

『裸の少年』というレギュラー番組で 少年と秩父の山にロケに行った際に浮所飛貴が真冬の川に上裸で飛び込んだ勇気ある行動について話し、讃え、なんと浮所のソロショットまで添えたのである。

 

これを読んでいる皆さんは”浮所猪狩”を知っているだろうか。

知らない方はこのブログ(

【感想】浮所猪狩、空より高く海より深い【TVガイド】 - 可愛いって罪深~~!!

*1)を読んでほしいのだが、このコンビはかなりニッチというかコアというか、要するに多分オタクの人口が少ない(体感)。わたしは先に紹介したブログの作者様ともうひとりの浮所猪狩人(うきしょいがりんちゅ)のフォロワーに導かれて約2年前ほどに”地獄”(このコンビの沼を勝手にこう呼んでいる)にやってきたが、この2年大なり小なり供給はあれど基本的に「霞を食ってる」状態だし、ずっと浮所猪狩人だけで「集団幻覚」を見ている。

グループも違うしアイドルとしてのタイプも正反対な2人が結びつくのはパブイメで言うと頭脳派な点かな……くらい。だからオタクの人口も分かりづらいし、永遠にTLの中で盛り上がってる感覚がある。

 

話を戻すが、つまり今日の伝記における供給は猪狩本人の言葉のまま与えられているため非常に解像度の高いものであり、かつそこに乗せられた猪狩→浮所への思いが随所に感じられる、特大の浮所猪狩なのである。

 

ここからは猪狩担(便宜上)のわたし個人による、猪狩というフィルターを通して見た拡大解釈でしかないのだが、浮所はいつもキラキラジャニーズアイドルとしての頑丈すぎる分厚い鎧を身に付けているのだと思っている。

それが彼のアイデンティティであり最大の魅力、ファンのニーズに全力で答えて夢を与える王道ジャニーズとしての在り方だと思うし、その積極性と理想の自分であり続ける姿勢が彼の追い風になってVS魂へのレギュラー出演や主演映画に繋がっているのだと思う。他担のわたしから見ても気持ちいいくらい、浮所はスーパーアイドルだ。

 

ただし、彼も当然人間だ。ブランディングとして弱い部分を自分からは決して見せないという選択をしても、わたしたちオタクの見えないところでたくさん苦しさや辛さを抱えているだろうし、もしかしたらそんな自分にさえ嫌悪してしまうこともあるかもしれない(完璧なアイドルでありたい、という考えを持っているからこそ)。

 

猪狩はそんな浮所の人間らしい、湿っぽい部分をちゃんと見ていてくれて、理解してくれる存在なんじゃないだろうか。

浮所とはまるで正反対なアイドルキャラクターを持つ猪狩だが、自分の意志とアイデンティティを貫き通して全力で最高のアイドルをやるという根底は共通している。

いついかなる時もキラキラアイドルを全うする浮所を「浮所だから」と当然の扱いをしないで、その奥にある人間としての浮所の感情を思い、受け止めてあげる。これはお互い方向性が違えど人生を懸けてジャニーズをやるという地の部分が同じだから持てるリスペクトがあるし、その優しさがあるからこそ、今日の伝記のような内容が書けるのだと思う。

 

「素の浮所が好き」発言からも分かるが、浮所という”人間”のテリトリーに一歩踏み込むことができるのが猪狩。そしてそんな猪狩のことを優しいと言い、専ニク「がーりー」と呼び、誕生日には手書きのメッセージカードも送り、一緒に夢の国へ行き、ドライブまでしている浮所。

 

オタクは彼らのことをマ…ィアだなんだ、対決の図になるのを血をだらだら流しながら自給自足で貪り食ってたのに、本人たちは普通に仲良しでリスペクトし合ってて、なんかもう本当に何?????????????って感じ。こんなの”愛”でしかないじゃん。今日の伝記最初から最後まで浮所のことしか考えてないじゃん。バレンタインの夜にさあ。何????ほんと………好き………………………。

 

浮所が「菩薩のようなご尊顔」を向けた先にいるのは紛れもなく猪狩なんですよね。その”ご尊顔”を伝記で見れば分かると思いますが、やっぱり確実に浮所猪狩は”在る”。

 

 

浮所猪狩、永遠にキャットファイトと見せかけた仲良しやっててくれや。浮所猪狩人(ルビ:俺ら)は全速力で貪り食い尽くしてくから。

 

 

*1:カツさんへ ブログ共有許可感謝です‼️