Sincerely, for you.

 

しし座ベータ星からお送りするこのラジオ、続いてのお便りです。

 

「こんばんは。本日9月20日はわたしの好きな人の誕生日なのですが、直接祝うことも出来ないしたいそうなプレゼントも用意出来ません。なので勝手ながら、彼への思いを綴るだけのことをしようと思います。よろしければお付き合いください。」

 

ほうほう、なかなかシンプルなお便りですが、せっかくなので続きを読んでみましょう。

 

「彼は一見するととても大人びているし、実際考え方や仕事への取り組みは大人そのもので周りから厚い信頼を寄せられています。360°にアンテナが向いているんじゃないかと思うほど一つ一つ丁寧に物事を拾っていって取りこぼさないのです。反省点やデメリットを全てプラスの要素に切り替えてしまう力も持っています。

 

何より彼にははっきりとした強みがいくつもあります。ライフワークであろうローラー然り、ラップや作詞作曲に振付・演出など…私服も含め、美的センスが光っています。そしてラップにもふんだんにちりばめられている彼の言葉には、言葉の持つ直接的な意味の他に大きなエネルギーがあると思うのです。

 

そんな彼が今の環境に身を置き続けていることに、正直はじめは疑問と不安がありました。

SNSが普及し、もはや広く芸能人と呼ばれる人たちはSNSを介して”バズる”ことを持って一般人から芸能人になった・なっている人たちも大勢います。もちろんそれは悪いことでもないし、自分の力で未来を自由に開拓できる、今まではほんの一握りの才能ある人しか掴めなかった地位や環境を自分次第で撮りにいくことができるというのはとてもいい側面だと思います。

しかし彼が所属する世界はSNSといった全世界にひらけているツールはなく、自己プロデュースも制限があることが容易に予想できる。そしてソロではなくグループに身を置いている以上、窮屈なこともあるのではないかと思います。

 

彼は、これだけ世の中に発信して埋もれないほどの技量を持っているのだから、いつか今いる場所を飛び出していってしまうのではないか。自分の可能性を潰さないために自らを試してみたいと思う時が来るのではないか。そう思っていた時期があったのです。

 

でも、そんなの杞憂でした。彼はある時こう言ったのです。

『この5人じゃなくなったらこの事務所にいることはない』と。

 

彼のその言葉にわたしが何度救われたか。

彼の中心はあくまでもグループであり、自分のその溢れ出るアイデアとセンスをグループのために使用している。そして、”このメンバーで”いることにどのメンバーより一番こだわりを見せているのが彼であること。それはわたしにとって明るく、強い希望なのです。

”彼のおかげで”がたくさんあります。たくさん、救われています。

今日も彼が自分の好きな人たちと好きなことをして楽しくいてくれることを祈っています。」

 

 

 

 

猪狩蒼弥くん、18歳のお誕生日おめでとうございます。

17歳の1年間はどうでしたか?

色々なことがあって、悔しい思いも煮え切らない感情もあったことと思います。

 

初めてファンレターを書いたのは去年のDREAM BOYS、9月11日の昼公演に向かう電車の中でした。

当日の朝チケットを譲ってもらえることが決まり、急いで支度をして9時37分発の電車に飛び乗ったのを今でも鮮明に覚えています。

電車の揺れと緊張か不安か分からない手の震えで普段の数倍汚くなった字で書き連ねた手紙を、それでもかろうじて持ち合わせていた白い封筒に入れて出したあの時。

手紙にはこう書きました。

『”一生”や”ずっと”は分かりません。それでも”今”はお約束します。』

改めて見るととても上から目線でおこがましいにも程がある言葉ですが、その時にはこれが精一杯の言葉でした。

カーテンコールでお辞儀をするステージ上の3人の姿に割れんばかりの拍手が降り注いでいたあの日のことは、たとえ今ほど熱を入れて応援しなくなったとしてもずっと覚えていると思います。

 

 

あれから一年が過ぎた今も、一生は分からない。元から飽き性な自分はいつ貴方に愛想を尽かしてしまうことになるか、その時が来るのがとても怖くてたまらない。

それでも、わたしが今日猪狩さんを好きで、応援していて、未来が明るくあってほしいと願っている事実は変わらないから。

 

 

これから先も5人で、あらゆる障害も乗り越えて強かに生きてほしい。

その柔らかな手でいつまでもメンバーをぎゅっと抱きしめていてほしい。

どうか、貴方が幸せで在れる日々でありますように。

 

 

博識で、お洒落で、鋭くて、気遣いが出来て、カッコよくて、プリチーで、メンバーが、HiHi Jetsが大好きな愛の子、猪狩蒼弥くんが大好きです。

 

18歳、すこやかであれ。